■実用化された最初のモビルスーツ
そして第1位(18%)に選ばれた量産機は、ジオン公国軍を代表する「ザクII」。一年戦争でジオンの主力として活躍した量産型モビルスーツだ。
ファンの間で「旧ザク」と呼ばれて親しまれている「ザクI」の後継機で、モスグリーンを基調とした渋いカラーリングが特徴。右肩のシールドや左肩のスパイクアーマーの形状が独特で、動力パイプが露出しているのが「いかにも軍用メカ!」といった雰囲気を醸し出している。
主装備のザク・マシンガンは“ドラムマガジン”と呼ばれる弾倉がついた実弾系の射撃武器で、ほかにも近接戦用のヒート・ホークや、投擲武器のクラッカーなどを装備していた。
そしてアニメ『機動戦士ガンダム』には、赤くカラーリングされた「シャア専用ザクII」も登場。作中では「通常の3倍のスピード」と報告されていたが、シャアが乗っていた指揮官用の「ザクII」の性能はそこまで高いワケではない。
ちなみに旧式の「ザクI」のほうも今回のランキングの第6位にランクインしていたので、“ザクシリーズ”が宇宙世紀の量産型モビルスーツの中で圧倒的な人気機体なのは間違いなさそうだ。
今回のランキングを振り返ると、やはり初代『機動戦士ガンダム』に登場した機体が目立ったが、中にはちょっと意外な機体もランクインしていた。このトップ10の中に、あなたの好きな量産機は含まれていただろうか?