■「ふわふわ髪が原作とソックリ」
続いて第２位（１１.５％）に選ばれたのは、２００３年に放送された『きみはペット』（ＴＢＳ系）の“モモ”こと合田武志役。２０００年から２００５年の間に『Ｋｉｓｓ』（講談社）で連載されていた小川彌生氏の同名ラブコメ漫画を原作としたテレビドラマだ。松本潤といえば、これまで多くの恋愛ドラマで視聴者のハートをわしづかみにしてきたが、同作では無邪気で天真爛漫な謎の美青年を熱演。小雪が演じるキャリアウーマンのスミレに“ペット”として飼われることになるダンサーの役で、男女の奇妙な同居関係を見事演じた。
原作のモモは巻き毛の美青年であるため、「ふわふわの髪の毛がかわいくて、甘えた感じもよかった」（３８歳・女性）、「モモの情けない感じとか、くせ毛の感じとか原作にマッチしていた」と、原作読者からも高評価のコメントが寄せられた。
■堂々の１位は支持率５７.５％！
そして全体の５７.５％の人からの票を集めて栄えある第１位となったのは、２００１年放送のテレビドラマ『花より男子』（ＴＢＳ系）の道明寺司役だった。原作は１９９２年から２００４年まで『マーガレット』（集英社）で連載されていた神尾葉子氏の少女漫画。松本は、学園のお金持ちお坊ちゃまグループ「Ｆ４」のリーダーである道明寺役を演じた。
原作の道明寺は、自分がルールといわんばかりのわがままな性格を持つ人物だ。そのため「俺様キャラが上手にフィットしていた」（２０歳・女性）というコメントが多数寄せられた。また原作キャラクターの再現度の高さから「髪型が漫画の通り。花より男子といえば松潤が頭に浮かんでくる」（２８歳・女性）といったコメントや、「もはや松潤に道明寺が寄せてる感じくらいのインパクト」なんて声も寄せられた。
堂々の１位となった松本潤２２歳のハマり役・道明寺司。嵐メンバーにとっても松本の道明寺像はインパクトがあったようで、２０１９年放送の『有吉・櫻井ＴＨＥ夜会』（ＴＢＳ系）で櫻井翔は、嵐の“転機”について尋ねられた場面で、「転機は明確にありました。松潤が『花より男子』に出たときです」と、ドラマの人気がグループのブレークのきっかけになったと答えていた。
そのほか、『ごくせん』の沢田慎役や『失恋ショコラティエ』の小動爽太役も票を集めた今回のアンケート。原作の魅力そのままに、かわいらしい役柄からクール、俺様まで幅広いキャラクターを演じてきた松本だからこそ、人々の心に強い印象を残しているのかもしれない。
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