1970年代から80年代にかけては、「ロボットアニメ」のジャンルが大人気。『機動戦士ガンダム』に代表されるリアルロボットと、のちに「スーパーロボット」とカテゴリーされる巨大ロボット系のアニメ作品は人気を二分していた。最近のアニメではリアルロボットのほうが目立つかもしれないが、今でも巨大ロボットの合体シーンを愛する声は根強い。そこで今回は70~80年代の「合体ロボットが登場するアニメ」に関するアンケート調査を実施。40代から50代の男性ファン200名を対象に「合体シーンがカッコいい機体」をリサーチした。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■庵野秀明氏の名を知らしめた超巨大ロボ
まず第3位(9%)にランクインしたのは『トップをねらえ!』に登場する「ガンバスター」。同作は『エヴァンゲリオン』シリーズでおなじみの庵野秀明氏の初監督作品で、1988年から89年にかけてテレビアニメではなくOVAとしてリリースされた熱血ロボットアニメだ。
「宇宙怪獣」と呼ばれる正体不明の脅威にさらされた地球が、対抗するために開発した決戦兵器「ガンバスター」。主人公のタカヤ・ノリコ(声:日高のり子)たちを指導した“コーチ”ことオオタ・コウイチロウが設計・開発した機体で、バスターマシン1号、2号が合体することで200メートルを越える巨大ロボ「ガンバスター」となる。
その合体シークエンスの映像のカッコよさは、とても80年代のアニメとは思えないクオリティの高さ。合体シーンで流れたノリコ役の日高のり子とアマノ・カズミ役の佐久間レイが歌う挿入歌『トップをねらえ! ~Fly High~』も印象的だった。
そんなガンバスターを選んだ人からは「合体シーンのカッコよさはガンバスターが最高」(42歳・男性)、「作品自体熱いが、あの合体シーンはとにかく熱い!」(41歳・男性)、「合体シーンの作画は神がかっていた」(44歳・男性)、「日高のり子さんの技名絶叫も素晴らしかった」(44歳・男性)などのコメントが寄せられている。