■剣と呼ぶにはあまりに大きすぎる…「ドラゴンころし」!
14.3%の票を獲得し、第2位となったのは「ドラゴンころし(竜殺し)」。累計4000万部の大人気ファンタジーマンガ『ベルセルク』の主人公・ガッツの愛刀だ。とんでもないサイズの大剣であり、登場した際の「剣と言うにはあまりにも大きすぎた」「それは正に鉄塊だった」というナレーションは多くの人の記憶に残っているだろう。
ガッツは幼い頃から自分の体格以上に大きく、長い剣を振るってきた。作中で彼が対峙する使徒や化け物は、いずれも人間の武器では対抗できないほど強力。「ドラゴンころし」の破壊力があってこそ、ガッツはさまざまな強敵を撃破することができている。
また、インパクト抜群の見た目によって後世のゲームにも大きな影響を与え、『ヴァルキリープロファイル』のアリューゼや『ファイナルファンタジー7』のクラウドなど、数々の大剣キャラが生まれた他、プレイヤー自身が大剣を操れる『モンスターハンター』などの作品も。身の丈を超えた大剣でのアクションという、新たな夢を生み出した存在なのだ。
そんな『ベルセルク』だが、2021年1月30日~2月15日の期間には東京・池袋サンシャインシティで「大ベルセルク展」が開催される予定で、100万円分の支援をすると、リターンとして「ドラゴンころし」のレプリカが送られるというクラウドファンディングも事前に行われた。すでに支援の受付期間は終了しているものの、地球上にあの大剣が実在することになったと考えると、何とも胸が躍る話だ。