■世界ナンバーワンの寡黙な殺し屋
僅差で冨岡義勇を上回り、第1位(17.3%)に選ばれたのは『ゴルゴ13』の「デューク東郷」。言わずとしれた世界一の殺し屋で、超A級のスナイパーだ。
裏社会では「ゴルゴ13」と呼ばれ、「デューク東郷」という名を自称しているが、おそらくは偽名だと思われる。彫りの深い顔に鋭い眼光、そして角刈りがトレードマークで、必要最低限の会話しかしない寡黙な男。
殺し屋として世界ナンバーワンの腕を持ちながら、いかなるときも冷静沈着かつ慎重。依頼人と会うときも後方から狙撃されないように壁を背にし、握手はしない。うかつにゴルゴの背後に立つと、たとえ依頼人であっても問答無用でぶん殴られるおそれがある。
ちなみに漫画最序盤の頃のゴルゴは饒舌でジョークを飛ばすような場面もあったが、物語が進むにつれて現在の寡黙でダンディなゴルゴになっていった。
そんな“ゴルゴ13”ことデューク東郷を選んだ人からは「笑うどころか、表情を変えるところも見た記憶がない」(45歳・男性)、「ゴルゴが爆笑するところを逆に見てみたい」(49歳・男性)、「彼ほど笑顔が似合わないキャラはいないのでは」(46歳・男性)、「もし笑ってるところを見てしまったら消されそう……」(44歳・男性)といった声が寄せられている。
今回のランキング結果を見ると、トップ10には幅広いジャンルからランクインしており、新旧の作品のキャラクターが入り交じる興味深い結果となった。また、惜しくも10位以内に入らなかった少数意見としては、『魔法少女まどか☆マギカ』の暁美ほむら、『地獄少女』の閻魔あい、『銀河英雄伝説』のパウル・フォン・オーベルシュタインなどの名前も挙がっている。
あなたが思う「最も笑わないキャラ」は、今回のトップ10の中に入っていただろうか?