「人見知ってる場合じゃない」

 

――いま声優としてご活躍されていますが、このお仕事に携わったことで、ご自身の中で変化や成長を感じられたことはありますか。

 

以前の私はすごく人見知りで、全然人に話しかけられないし、仲良くなるのにも非常に時間がかかるタイプの人間だったんです。でもこのお仕事をしてると、毎日いろんな方にお会いするので、そこは改善されたかもしれません。人見知ってる場合じゃないので(笑)。

新人の頃は、先輩方が気を遣って話しかけてくれたり、面倒を見てくださってありがたかったです。 最初はそこに甘える気持ちもありつつ、なんとか応えようという感じでしたが、やっぱり最近は後輩も増えてきて、今度は自分が先輩と呼ばれる立場になってしまって。

 

――まさしく「人見知ってる場合じゃない」ですね(笑)。


だから、今は私が先輩にしてもらったようなことを後輩にしてあげたいって思うんです。前より人と喋れるようになりましたし、明るくなったとよく言われますね。

もともと私は愉快な人間のはずなんですけど(笑)、人前でそれを表現することが苦手でした。でも最近は、そういう恥ずかしがっていた殻を破れるようになりました。いろんなお仕事をさせていただいたり、いろんな人と関わってきた経験から、良いところを吸収して成長できたのかなと思います。

 

©創通・サンライズ・MBS
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――素敵ですね。いま、お仕事で面白いと感じられている瞬間を、教えてください。

 

お仕事が好きなので、全部楽しいですね。嫌だなとか、しんどいなって思うことはそんなにないんです。たとえその時にちょっと苦手だなと思っても、あとで思い返したら、全部楽しかったなって思えるし、日々やりがいを感じて、お仕事と向き合ってます。

 

――全部「楽しさ」に還元されていっている、と。

 

やっぱり、なりたくてなったお仕事ですから。お仕事をいただけるたび感謝しながら、次に繋げられるようひとつずつ頑張らなきゃなって思っています。あとは、やっぱり素晴らしいお仕事をされる方が周りにたくさんいるので、 そのお芝居に直に触れられて、一緒にお芝居ができる瞬間は心が震えますね。

 

――ところで本作は、宇宙が舞台ですが、Lynnさんが宇宙でしてみたいことってありますか。

 

アフレコです! きっと、まだ誰もしたことないんじゃないでしょうか(笑)。宇宙からアフレコしたらどうなるのか気になります。…でも、あんまり変わらないのかな。今はリモート技術が発展してますもんね。宇宙でアフレコ、意外と普通にできるのかもしれないですね(笑)。

 

©創通・サンライズ・MBS
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――宇宙でアフレコするなんて答えが返ってくるとは思いませんでした(笑)。ご自身にとって『水星の魔女』はどんな作品になりそうでしょうか。

 

自分にとってはもちろん、すごくありがたいお仕事で、ミオリネ・レンブランも非常にやりがいある役柄なので、大事な作品になる確信があります。でも果たして、皆さんにどうお届けできるか。“Lynnで良かったな”と思っていただきたいですし、作品としても、みんなの心に残ってほしいです。

 

――誕生日に役が決まっただけでも、もう運命的ですもんね。

 

間違いなくターニングポイントになる、大事な作品になると思います。

 

――最後に、あらためて本作の魅力を聞かせてください。

 

今作は、『ガンダム』という名に、とらわれることなく、『水星の魔女』という新たな作品として面白いものができるんじゃないかなと思っています。初の女性主人公ということや、学園ものというところで、非常にチャレンジングな作品でもありますから。もちろん、今まで紡がれてきた『ガンダム』の歴史や土台というものを大切にしつつ、ファンの皆さんの期待に応えたいし、いい意味で裏切りたい。キャラクターもストーリーも、モビルスーツの戦闘シーンも全て含めて、皆さんの心に残る作品にしたいと思っています。これまで私がやってきたものを注ぎ込む場所、そして次の世界が広がる場所、それがこの『ガンダム』です。

 

【プロフィール】
Lynn りん

6月1日生まれ、神奈川県出身。2016年にアニメで初の主人公役を演じ、以降は洋画や海外ドラマの吹き替えなどでも活躍。近年の出演作に『Engage Kiss』(夕桐アヤノ)、『うちの師匠はしっぽがない』(椿しらら)、『ウマ娘プリティーダービー』(マルゼンスキー)、など。

 

 

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©創通・サンライズ・MBS
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<作品紹介>
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』
2022年10月2日より毎週日曜午後5時~
MBS/TBS系全国28局ネットにて放送中

 

<STORY>
その魔女は、ガンダムを駆る。 A.S.(アド・ステラ)122―― 数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代。 モビルスーツ産業最大手「ベネリットグループ」が運営する「アスティカシア高等専門学園」に、辺境の地・水星から一人の少女が編入してきた。 名は、スレッタ・マーキュリー。 無垢なる胸に鮮紅の光を灯し、少女は一歩ずつ、新たな世界を歩んでいく。

 

<スタッフ>
企画・制作:サンライズ、原作:矢立肇/富野由悠季、監督:小林寛、シリーズ構成・脚本:大河内一楼、キャラクターデザイン原案:モグモ、メインキャラクターデザイン:田頭真理恵 キャラクターデザイン:戸井田珠里/高谷浩利、メカニカルデザイン:JNTHED/海老川兼武/稲田航/形部一平/寺岡賢司/柳瀬敬之、音楽:大間々昂

<キャスト>
スレッタ・マーキュリー:市ノ瀬加那、ミオリネ・レンブラン:Lynn、グエル・ジェターク:阿座上洋平、エラン・ケレス:花江夏樹、シャディク・ゼネリ:古川慎、ニカ・ナナウラ:宮本侑芽、チュアチュリー・パンランチ:富田美憂

 

【公式サイト】g-witch.net
【公式Twitter】@G_Witch_M
【公式TikTok】@g_witch_m

 

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