学校のマドンナで、誰もが振り返る美貌と純粋さを持ちながら、コミュニケーションが苦手な高校生・古見さん。彼女の青春ストーリーをコメディとして描いた人気漫画『古見さんは、コミュ症です。』の待望のアニメ2期が放送中です。主人公の古見さん役をユーモラスかつ繊細に演じるのは声優・古賀葵さん。古見さんや只野くんとの関係の変化が見どころの本作について、役へのアプローチや自身の学生時代の「青春」をお話しいただきました(全3回)。
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「夏祭りやプールのシーンにキュンキュンします」
――本作でとくに印象に残っているシーンをお教えください。
「1期の1話が心に残っています。なかなか人と喋ることのできなかった古見さんが、只野くんと出会い、彼女の世界が広がっていくきっかけになるシーンだと思うんです。彼女にとって、只野くんのような存在がいることはすごく支えだと思うし、いち視聴者として観ていても、彼女が心情を吐露する姿は、すごく励まされるような感覚になりました」
――1期から2期では、演じられている古見さんの印象は変わっていますか。
「その1話のときから考えると、只野くんとの会話は熟年夫婦に近づいていると思います(笑)。互いに感情をぶつける場面が増えてきて本当に良かったな、と。もう親御さんのような目線で彼女たちのことを見守りたい気持ちになっています(笑)」
――(笑)。その2期ですが、見どころや注目のポイントをお教えください。
「夏祭りやプールなど、夏のイベントのシーンは演じていてもキュンキュンしました。また、自分の思いの丈を伝えるために必死になる彼女の成長が、観ている方に伝わると嬉しいなと思いますし、只野くんとの関係の変化にもドキドキしてほしいです。また、個人的には作中の3バカのキャラクターの妄想シーンが好きですね(笑)」
「コミカルさと真剣さの緩急とメリハリを大事にしました」
――演じるうえで大切にされていることはどんなことですか。
「この作品では、なにより会話の空気感が大切だと思っていて。その中で、コミカルさと真剣さの緩急とメリハリを大事にしたいと思っています」
――先程おっしゃっていたキャラクターの繊細な感情を、細やかに表現されているのが素晴らしいですよね。
「そこはやっぱり、アフレコ収録の現場の雰囲気が関係していると思うんです。私たちキャストやスタッフの皆さんが楽しい雰囲気で臨めば、作品自体にもその楽しさが反映されて、作品に表れるし、空気感が作品にちゃんと乗るんじゃないかなと考えていて、現場でのコミュニケーションを大事にしていますね」
続きは第3回で!
こが あおい
8月24日生まれ、佐賀県出身。2014年に声優デビュー。17年に『つうかあ』の宮田ゆり役で初主演。『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』では四宮かぐや役を務めて、シリーズを重ねている。現在、実写ドラマなど、数々の作品で活躍。近年の出演作に『ビルディバイド』(棟梨ひより)、『先輩がうざい後輩の話』(月城モナ)など。
《INFORMATION》
『古見さんは、コミュ症です。』
毎週水曜日、絶賛放送中
24:00~テレビ東京
24:30~BSテレ東
25:35~テレビ大阪
26:05~テレビ愛知
※放送時間は予定です。都合により変更になる場合があります。
Netflixにて、独占配信中
公式サイト
https://komisan-official.com
公式Twitter
@comisanvote
《STAFF》
総監督:渡辺 歩
監督:川越一生
シリーズ構成:赤尾でこ
キャラクターデザイン:中嶋敦子
《CAST》
古見硝子:古賀 葵
只野仁人:梶原岳人
長名なじみ:村川梨衣
山井 恋:日高里菜
中々思春:大久保瑠美
上理卑美子:藤井ゆきよ
矢田野まける:前島亜美
地洗井茂夫:赤羽根健治
井中のこ子:潘めぐみ
尾根峰ねね:青木瑠璃子
尾鶏かえで:森山由梨佳
園田大勢:佐藤悠雅
忍野裳乃:小野賢章
鬼ヶ島朱子:ブリドカットセーラ恵美
古見秀子:井上喜久子
古見将賀:星野充昭
古見笑介:榎木淳弥
只野 瞳:内田真礼
片居 誠:神尾晋一郎
佐々木あやみ:髙橋ミナミ
加藤三九二:内村史子
成瀬詩守斗:三浦勝之
米谷忠釈:鵜澤正太郎
ナレーション:日髙のり子
アニメーション制作:オー・エル・エム
制作:小学館集英社プロダクション
©オダトモヒト・小学館/私立伊旦高校
STORY
人付き合いを苦手とする症状「コミュ症」。またはその症状を持つ人を指す。極度のコミュ症である高校生・古見さんが出会ったのは、“普通すぎる”クラスメイトの只野くん。 人前で、すぐに緊張してしまう古見さんの夢は、「友達を100人作る」こと。古見さんの「1人目の友達」になった只野くんは、残り99人の友達づくりを手伝うことに。個性派揃いの高校で、古見さんの夢は叶うのか…。