江口拓也本人による全曲解説/斉藤壮馬が楽曲提供、中島ヨシキがサプライズ参加! 2ndミニアルバム『EGURand』(2)の画像
江口拓也2ndミニアルバム『EGURand』(豪華盤)ジャケット画像

江口拓也の2ndミニアルバム『EGURand』が4月27日にいよいよ発売される。全2回のインタビューの第2回目は、本人による全楽曲紹介と、今後の活動についてを直撃インタビュー! 前回のインタビューとともにお楽しみください。

 

※   ※   ※

 

<江口拓也セルフ解説 ミニアルバム『EGURand』全曲紹介>

 

1. AGARISM(作詞・作曲:DECO*27 編曲:Rockwell)
アルバム制作に入る前に、僕がCM楽曲で携わらせてもらっている「AGARISM」さんからタイアップをやってもらえないかとお話があったんです。最初は、自分がソロプロジェクトでタイアップ曲を作るイメージがなかったので迷ったのですが、DECO*27さんが「江口くんとやりたい」と名前を出してくださったみたいで、僕でよければぜひという感じでお話が決まりました。「AGARISM」という概念のキャラソンみたいな感じで(笑)、とても新鮮な気持ちで歌わせていただきました。アガるという部分を全面に押し出した曲なので、アルバムの一曲目にふさわしいと思いますね。

 

2. カレパ!(作詞・作曲:久下真音 編曲:河合泰志(Arte Refact))
ここからが、「セカンドミニアルバム作るぞ!」というところで実際に作り始めた曲なんです。僕はカレーが好きで。正確にいうと、白いごはんが好きで、白いごはんを飲むように食べられるからカレーが好きっていう(笑)。ディレクターの桑原さんに「カレーを作る曲を作りたい」ってふわっと伝えたら、この楽曲が来ました。素晴らしい楽曲なのですが、歌詞だけ見たらよくわからない(笑)。「カレー、カレー」といっぱい歌っているのも遊び心。なんとなくクセになるということで、まさにカレーのような曲ですね。ある意味、問題作です(笑)。

 

3. PAPER BOY(作詞・作曲・編曲:ナノウ)
今回のミニアルバムは、いろんな方に作詞作曲で入っていただいたのですが、中でもこの曲はバンドサウンドが全開で気に入りました。僕は専門学校のときに新聞奨学生をやっていて、新聞配達をしながら学費を稼いでいる生活をしていたのですが、歌入れをしているときに当時の気持ちを思い出したんです。曲のタイトルを決めるときに、英語で新聞配達員ってなんていうんだろうと思って調べたらこの言葉があることを知って。なんだか、もがいている感じがいいんですよね。後ろ向きじゃないけれど、前向きすぎないメッセージ性を、受け取ってもらえたらいいなと思います。

 

4. Break of Day(作詞・作曲・編曲:halyosy)
この曲は、物語の読み聞かせに近い、語り部みたいな立ち位置から歌える曲にしたいなと思って、ファンタジー感が入った歌詞をお願いして作ってもらいました。ドラマを感じるような言葉選びをhalyosyさんがしてくださっていて、この曲を送ってくださったときに、これをイメージして即興で作った動画を送って見せてくださったんですよ。それがすごくファンタジックで素敵でした。このアルバムの中でもひとつ、色がついた楽曲になりました。


5. SŌIUMONDA(作詞:烏屋茶房 作曲・編曲:篠崎あやと、橘亮祐)
この曲は、僕の「気楽に生きていけるように」というイメージをふわっと投げさせていただいたんですけど、自分の人生観に合っているなって思いました。僕が書いたら絶対に出てこないカッコいいフレーズも散りばめていただきながら、自分の価値観と合うところもたくさんあって。すごく思い入れのある曲になったなと思います。

 

6. HRC(作詞・作曲・編曲:本多友紀(Arte Refact))
さて、問題の曲、2つ目です(笑)。本多さんとは年が近くて、コロナ前はよく飲んだりもしていたのですが、この曲は、本多さんがイメージする僕だそうです。あくまでもイメージですよ(笑)。このご時世で僕が好きなお酒を飲みに行けなくなっているという精神的抑圧からの解放。それを本多さんが汲んでくださいました。実は、よく行っていた行きつけのお店のマスターに、レコーディングの当日に声をかけてレコーディングに参加してもらったんです。曲の中で「GUI、GUI!」とか「オー」とか言っているのは、マスターです。ブースの中では僕の隣で、まるでアーティスト然として叫んでいたのが印象的です(笑)。

 

7. Lonely Darling(作詞・作曲:斉藤壮馬 編曲:Saku)
所属している事務所の後輩・斉藤壮馬くんに作ってもらいました。最初は、おもしろそうな話だけど、壮馬にそんな暇があるのかな?って思ったのですが、本人は「やります!」と即答でした(笑)。これは、壮馬が思う僕のイメージだそうで……まあ、心外ですね。だって、“後輩を飲みに誘って断られる”っていう歌ですから(笑)。でも情緒があってすごくいい曲なんですよ。楽曲の冒頭にミニドラマみたいなものが少し入っているのですが、実はこの曲を録るときに、隣のスタジオに偶然、同じ事務所の後輩・中島ヨシキくんがいて。それで、「いまから収録なんだけど、声入れてよ」と頼んで、事務所の許可をとる前に録りました。結果、81プロデュースメンバーで作った曲でもありますね(笑)。


――バラエティ豊かな1枚がいよいよ発売されますね! 最後に、今後の活動についての展望と、ファンのみなさんへのメッセージをお願いします。

 

なんとなく始まったソロプロジェクトを、チームで楽しく作りたいという思いのもとでやってきましたが、セカンドミニアルバムも作らせていただき曲数も増えてきたので、これを引っ提げてライブをやってみてもいいのかなって思っています。ソロ活動を続ける、続けないというのは、デビューのときから決めていないので、すごく気楽な気持ちで。でも、なんとなくライブを見据えた曲作りをしているところはありましたのでやってみたいです。天邪鬼な僕が作るものですから、きっとセオリー通りのライブにはならないと思うんですけど、それでも出来上がったものを楽しんでいただけるようにしたいです。引き続き応援をよろしくお願いします!

 

WEB声優MENそのほかの声優インタビューはコチラ

 

《INFORMATION》
江口拓也 2ndミニアルバム『EGURand』

 

豪華盤

[豪華盤] ※豪華盤は初回限定生産商品となります。
<価格> 6,160円(10%税込)/5,600円(税抜)
<品番> LACA-35947
<収録内容> CD(7曲収録)/BD(SŌIUMONDA (MUSIC CLIP)・ MAKING OF EGURand(TRAILER)/特装ケース/フォトブック(48P)/アクリルスタンド1種(全3種・ランダム封入) /メッセージカード

 

 

通常盤

[通常盤]
<価格> 2,200円(10%税込)/2,000円(税抜)
<品番> LACA-15947
<収録内容> CD(7曲収録)/メッセージカード(初回生産限定封入特典)

1.AGARISM  作詞・作曲:DECO*27 編曲:Rockwell
2.カレパ!  作詞・作曲:久下真音 編曲:河合泰志(Arte Refact)
3.PAPER BOY  作詞・作曲・編曲:ナノウ
4.Break of Day  作詞・作曲・編曲:halyosy
5.SŌIUMONDA  作詞:烏屋茶房 作曲・編曲:篠崎あやと、橘亮祐
6.HRC  作詞・作曲・編曲:本多友紀(Arte Refact)
7.Lonely Darling  作詞・作曲:斉藤壮馬 編曲:Saku

 

PROFILE
江口拓也 えぐちたくや
5月22日生まれ。茨城県出身。B型。
2007年に第1回81オーディションに合格以来、注目の若手声優の一人。 TVアニメ『機動戦士ガンダムAGE』(2012年)にて主役を務めるなど、数々の人気作に出演。2012年第6回声優アワード新人男優賞受賞。
代表作・最近の出演作:「機動戦士ガンダムAGE」 アセム・アスノ 役、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」比企谷八幡役、「ULTRAMAN」諸星弾役、「SPY×FAMILY」ロイド・フォージャー役、「王様ランキング」 ドーマス役

 

公式サイト:https://kiramune.jp/artist/eguchi/