数々のアニメ作品で活躍する人気声優の堀江瞬さん。その堀江さんが大好きな映画に出てくる料理を実際に調理し、作品の感想を語る企画。今回は、名作『アメリ』のクレームブリュレにトライ!
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映画好きな堀江さんが映画について熱く語った書籍『SHUN HORIE ホリエル、シネマる。 1st PHOTO BOOK』(双葉社)の中のグルメ企画を、「WEB 声優MEN」にて再構成。今回は、日本でも公開するや否や、当時のミニシアターブームにのって大流行した『アメリ』(2001年)。主演のオドレイ・トトゥの名を一躍広めた本作は、堀江さんが愛する一作でもあります。不幸な境遇ながらも好奇心旺盛でちょっと変わった女の子・アメリが、パリの街を冒険する奇想天外な一編。本作に登場する美味しそうなクレームブリュレを堀江さんに再現してもらい、映画の魅力を語ってもらいました。
『アメリ』という映画が大好きな理由
Q.クレームブリュレを作られた感想は?
「焦げを作る加減が非常に難しいですよね。クリームのところの味がおいしいのですが、難易度が高かったので大変でした(笑)」
Q.『アメリ』は堀江さんが大好きな映画なんですよね。
「もう5、6回以上は間違いなく観ています。おとぎ話のようなテイストのラブストーリーにダイアナ元妃の死亡のニュースなど現実で起こったことが盛り込まれていくので、不思議なリアリティがあるんです。主人公のアメリが街中の証明写真の撮影機に落ちている同じ男の写真を見つけて、これはすごい陰謀が隠れているのではないかと妄想するエピソードがとくに好きです。僕もアメリみたいに妄想ばかりしている子どもでしたから。押入れの中には異世界が広がっていると信じていたので、押入れやクローゼットの中に2、3時間いたり。『ナルニア国物語』の影響もあると思いますが(笑)。あとは神隠しが起きると思って、実家の近所の森によく入っていました」
Q.まさに冒険ですね(笑)。
「この映画を観ると、そんなふうに童心に帰れる部分もあるし、自分の周りの世界に目を向けてみたい気持ちになる。もしかしたらこの世界は自分が思っているよりおもしろいものだと思える作品ですよね」
Q.ところで、クレームブリュレの登場シーンには気付きましたか。
「実は何度も観返しているのですが、アメリがクレームブリュレの焦げの部分をスプーンで割るシーンに今回初めて気付きました(笑)。最後にアメリが料理を作っているシーンがあって。具体的に何を作っているのか明かされないのですが、これがクレームブリュレだったらロマンチックだなと思いました。初めて観る方はぜひ、そんなところも注目してみてください!」
「再現めし」ならぬ「再現スイーツ」では、パリパリと小気味良い音で焦げを割っておいしそうに食べていた堀江さん。次回は朝ごはんにもぴったりなメニューを再現! こちらも乞うご期待。
<過去記事>
『SHUN HORIE ホリエル、シネマる。 1st PHOTO BOOK』では、他にも堀江さんのオススメ映画を紹介しています。詳細はコチラ!
『SHUN HORIE ホリエル、シネマる。 1st PHOTO BOOK』
発売中
定価:2,200円 (本体2,000円)
判型:B5判
出版社:双葉社
ISBN 978-4-575-31596-7
●堀江 瞬 Shun Horie
5月25日生まれ。大阪府出身。15年に声優デビュー。近年の主な出演作: 『ヴィジュアルプリズン』(ロビン・ラフィット)、『魔王イブロギアに身を捧げよ』(イブロギア)、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』(チウ)、『ドラゴン、家を買う。』(レティ)、など。19年にKiramuneレーベルにて、SparQlewのメンバーとしてCDデビュー。アーティストとしても活動中。