■野球漫画史上「最強打者」の呼び声も高い

 そして圧倒的な第1位(34.7%)に支持されたのは、やはり『ドカベン』の山田太郎。岩鬼、殿馬、里中らとともに“明訓四天王”と呼ばれた名選手で、野球漫画史においても最強打者候補の筆頭に名前が挙がる強打者だ。

 アニメ『ドカベン』の主題歌の歌詞「気は優しくて力持ち」をまさに体現している山田は、温厚な人柄で誰からも好かれる人格者。そしてキャッチャーとして明訓高校を五度も甲子園に導き、甲子園の通算打率7割5分、本塁打20本という驚異的な打棒を披露している。

 全12球団中10球団が1位指名するという異例のドラフトを経て、西武ライオンズに入団。プロ1年目から頭角を現し、いきなり本塁打王と打点王の2冠を獲得している。

 ちなみに「トリプルスリー」を達成しているソフトバンクの柳田悠岐選手(32)は、「どっしりとして相手が怖がる打者」という理想の四番像として、『ドカベン』の山田太郎の名前を挙げている。

 そんな山田が一番好きという人からは「僕にとっては永遠の四番」(37歳・男性)、「誠実な人柄で頼りになり、ここ一番で抜群の強さを発揮してくれる」(39歳・男性)、「水島新司先生のキャラといったらドカベン山田太郎しかいない」(44歳・男性)、「外見はずんぐりしてるが、まじめで真剣に野球に取り組む姿勢が良かった」(56歳・男性)、「寡黙で頼りがいがあり、妹想いなところにも好感が持てる」(50歳・男性)、「地味なんだけど、なぜか忘れられない主人公」(55歳・男性)といった声が寄せられている。

 結果的にトップ3は水島氏の代表作『ドカベン』の登場キャラが分け合うカタチに。しかし、4位以降は他作品も混じって大接戦。主人公だけでなく脇役までランクインしており、水島氏の生み出したキャラクターたちが、いかに幅広く愛されているかが分かる結果となった。

 あなたの好きな水島新司キャラはトップ10に入っていただろうか!?

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『僕らの愛した水島新司キャラ』ランキング結果