『ドカベン』キャラ強し! 僕らの愛した「水島新司キャラ」ランキングの画像
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『僕らの愛した水島新司キャラ』ランキング結果

 12月1日、人気漫画家の水島新司氏(81)が引退を発表、多くのファンに衝撃を与えた。水島氏といえば『ドカベン』や『あぶさん』など、多数の野球を手がけた漫画界のレジェンドで、プロ野球界にもファンは多い。そんな巨匠の引退を惜しみつつ、今回は水島氏が生み出した人気キャラクターにスポットを当ててアンケート調査を実施。30代から50代の男性読者300名に「一番好きな水島新司キャラ」をリサーチした。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)

■“秘打”で知られる野球センスの塊

 まず第3位(11.3%)にランクインしたのは、『ドカベン』に登場する「殿馬一人」。主人公・山田太郎と同じ明訓高校で不動のセカンド・2番打者として活躍した名選手だ。

「秘打・白鳥の湖」を始め、“秘打”と命名した独特の打法を編み出して相手投手を翻弄。『ドカベン』の中でも最高峰の投手である不知火守の天敵とも言える“くせ者”的な存在だ。野球を中学から始めたとは思えない卓越したセンスの持ち主で、作中でも屈指の“走・攻・守”そろった天才プレイヤーと言っても過言ではない。

『ドカベン プロ野球編』で殿馬はオリックス・ブルーウェーブに入団したが、これは殿馬の大ファンだったイチロー選手の希望によるもの。イチロー選手が「僕が一番、殿馬が二番」と打順までリクエストして、脅威の一、二番コンビが誕生したというエピソードが明かされている。

 そんな殿馬の名を挙げた人からは「あの飄々とした雰囲気が大好きでした」(48歳・男性)、「相手の裏をかく秘打が本当に面白い」(57歳・男性)、「小柄で野球センス抜群、それに我がオリックスに来てくれたから」(56歳・男性)、「すごく器用で天才的なプレイは魅力」(35歳・男性)、「人をくったプレイが素晴らしい。グリップエンドに当てる打法はマネしたけど無理だった」(47歳・男性)といったコメントが寄せられている。

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