■人間として「鬼殺隊陣営で鬼と戦う」

 人喰い鬼を狩るために構成された政府非公認の組織「鬼殺隊」。数百名の構成員がいて、あちこちに鬼殺隊に無条件で協力する者も存在している。

 まず鬼殺隊の剣士になるための条件が厳しい。長きにわたる修行を経て「最終選別」と呼ばれる過酷な試練に合格することが求められる。最終選別のクリア条件は、十数体の鬼が放たれている藤襲山で7日間生き延びるというもの。鬼殺隊になるためのテストではあるが、この最終選別で死んでしまう人もたくさんいる。

 見事鬼殺隊の一員になったら鎹鴉(かすがいがらす)があてがわれ、カラスを通じて指令が伝えられる。炭治郎たちの例を見ると、新人のときから容赦なく鬼狩りの最前線へと送られていた。

 “柱”とそれ以外の隊士の実力差は、序盤の「那田蜘蛛山」で行われた戦いを見ても明白。一般隊士の殉職率は極めて高く、鬼殺隊の隊士は遺言を預けて任務に就いている点も見逃せない……。

■「鬼殺隊」を選んだ人の意見

 今回のアンケートで「鬼殺隊」を選んだ人からは「鬼殺隊に入る人の生き様が好き」(23歳・男性)、「人間として責務を全うしたい」(28歳・男性)、「鬼を倒して人を救いたい」(20歳・男性)といった崇高な理由を掲げる声が多い。

 さらに「モンハンみたいで楽しそう」(28歳・男性)、「血鬼術より風とか水の呼吸のほうがカッコいい」(23歳・女性)、「なんとなくヒーローのほうが良い」(31歳・男性)といった比較的ライトな理由を挙げる人もいた。

 また、中には「推しキャラが鬼殺隊」(28歳・女性)、「かわいい禰豆子ちゃんと遊んでみたい」(38歳・男性)、「禰豆子が好きだからかっこいい所を見せてつきあいたい」(21歳・男性)など、直球で“よこしまな理由”を挙げる人も。ちなみに特定のキャラクター目当ての人から一番人気だったのは「冨岡義勇」だった。

 そして目立っていたのは「鬼のほうは嫌すぎるから消去法的に鬼殺隊」(25歳・女性)といった意見。どちらかを選ぶとしたら「少しでもマシなほう」という考えに至るのは素直な声だろう。

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