1位は『サザエさん』2021年以降もずっと続いてほしい「好きな長寿漫画&アニメ」ランキングの画像
画像はフジテレビの『サザエさん』サイトより

 毎年いろんな新しい作品が生まれ、大きなブームになったりもしますが、何十年も漫画連載やアニメ放送が続いている作品の安定感、安心感は代えがたいものがあります。そこで今回は、2021年以降もずっと続いてほしいと願う「一番好きな長寿コミック(アニメ)作品」をリサーチ。40代から50代の男女200名を対象にアンケート調査を実施しました。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)

■劇画作品の金字塔

 まず第3位(9.5%)にランクインしたのは、漫画『ゴルゴ13』(リイド社)。さいとうたかを氏によるハードボイルド劇画作品で、漫画誌『ビッグコミック』(小学館)で連載52年目を迎えた長寿作品です。(1968年11月連載開始)

 現在コミックは199巻まで刊行。これは日本漫画史において『ドカベン』シリーズ(250巻・完結)、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(200巻・完結)に次ぐ、第3位という記録。現在連載中の漫画作品の中では、堂々1位の巻数を誇っています。

 主人公は超一流の狙撃手で暗殺者の“ゴルゴ13”こと、デューク・東郷。いかなるときも冷静沈着で、たとえ依頼人が相手でも慎重な姿勢は崩しません。彼の背後に立った人物は問答無用でぶん殴るのも、彼の慎重さを示す“お約束”のシーンですね。

 ちなみに昨年5月に新型コロナウイルスの影響により『ゴルゴ13』は連載を一時休載しましたが、52年の歴史の中でさいとう氏が休載したのはこの1回きりというのも驚きでした。

 そんな『ゴルゴ13』を選んだ人からは「いつ読んでも安定して面白い」(49歳・男性)、「デューク東郷は永遠の憧れ」(59歳・男性)、「そのときの世界情勢が漫画に盛りこまれていてリアル」(54歳・男性)、「どんな相手でも自分の信念を貫く姿勢が良い」(58歳・男性)、「依頼を確実に遂行するプロ意識は勉強になります」(48歳・男性)といったコメントが寄せられています。

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