どうも皆さん、私吉本興業でパンサーというスナックのチーママをしている菅良太郎と申します、以後お見知り置きを。
私37歳男子なのですが、少女漫画が好きでこのふたまんプラスで少女漫画についてのコラムを書かせていただいている次第でございます。今回紹介する漫画はつづ井先生の『裸一貫!つづ井さん』でございます。
この漫画、女性読者のほうが多いだろうということで今回は少女漫画コラムとして紹介させていただきましたが、完全なるギャグ漫画でございます。エッセイ漫画で、主人公はつづ井さん自身とその仲間たち。非常に個性あふれるメンバー、なのですが全員に共通するのが「オタク」ということ。これが基本で、日々その仲間たちといるときに起きたことを淡々と描いていくのですが、これがもんのすごいのです。“ものすごい”ではなく“もんのすごい”のですよ。
なにがすごいってセンスが爆発してる。そこにつづ井さんの「オタク」「腐女子」の妄想力が加わり、毎日がコントのようになってらっしゃる。僕の文章だけでは伝わらないので本編から少しだけ抜粋させてください。
つづ井さんがオタクで腐女子のMちゃんに、「今度女役2人、男役2人に分かれて女だけで合コンしたいんやけど」と提案します。この時点でとんでもない発想の持ち主。それに対しMちゃんは間髪入れず即答で「やろう」と返事をするもんだから、さすがのつづ井さんも「早っ、もうちょっと説明させて」と返すという。
この1コマで描かれた3つのフキダシで僕はもう虜になっていました。ちなみにこのMちゃんは架空の恋人をプレゼンする選手権で(なにその大会。こんなのをプライベートでやりまくってる漫画です)架空の恋人と作ったという手作りマフィンを持参して周りが悲鳴をあげたらしいです(なにそれ大好き)。