1979年に『機動戦士ガンダム』の放送がスタートして以来、約41年にわたり展開されてきたガンダムシリーズ。実物大の動くガンダムが展示される「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」(横浜・山下埠頭)のオープンが12月19日と迫り、今なお多くのファンを魅了しているが、ガンダムシリーズの魅力の一つとして外せないのは、やはり作品に登場する数々の人型機動兵器「モビルスーツ」の美しさ。モビルスーツはホビーとしても独自の人気を確立しており、バンダイのプラモデル「ガンプラ」も今年でちょうど40周年。モビルスーツは単なる架空の兵器というだけにとどまらず、作品を象徴する“アイコン”とも言えるのではないだろうか。
そこで今回は「デザインが最も美しいと思うモビルスーツは?」というアンケートをサイト上で実施。9月1日から10月30日までのアンケート募集期間中に、460名から回答を得られた。男女比は男性が約90%を占めており、女性は10%。年齢層は約30%が45歳~49歳で、『機動戦士ガンダム』リアルタイム世代が多い印象だった。早速その結果をご紹介していこう。
■「このキュベレイをなめてもらっては困る!」
まず第3位は『機動戦士 Zガンダム』や『機動戦士ガンダムZZ』に登場する「キュベレイ」。「アクシズ」の指導者であるハマーン・カーンの専用機体として、主人公の前に立ちはだかる。『機動戦士ガンダムZZ』で「アクシズ」は「ネオ・ジオン」に名前を変えたが、ハマーンも「キュベレイ」も引き続き登場。「キュベレイMk-II」や「量産型キュベレイ」なども開発されていた。
いわゆる“敵モビルスーツ”のひとつなのだが、主人公機体のガンダムに負けず劣らずの根強い人気が。理由としては曲線を基調とした独特なデザインが挙げられており、今回のアンケートでは「流れるような曲線が良い!」「何とも言えないフォルムが好き」「ヘッドの流線形が好き」「デザインが美しい」との評価が集まった。
その他多数搭載された「ファンネル」での攻撃のカッコよさや、ハマーンの「このキュベレイをなめてもらっては困る!」という名言についての声も寄せられた。ちなみにデザインを担当したのは『ファイブスター物語』の作者としても知られる永野護氏。