9月11日の『金曜ロードSHOW!』(日本テレビ系)では、人気アニメ『名探偵コナン』のテレビスペシャル「エピソード“ONE” 小さくなった名探偵」が放送される。これは『名探偵コナン』の放送開始20周年を記念して2016年に放送された作品で、アニメの第1話「ジェットコースター殺人事件」を中心に完全新作アニメとしてリメイク。原作者の青山剛昌氏が全面監修しており、2016年の初回放送時は大きな話題を呼んだ。
ベースとなる「ジェットコースター殺人事件」は、高校生探偵・工藤新一が「江戸川コナン」の姿になってしまう『名探偵コナン』シリーズの根幹となるエピソード。熱心なコナンファンは原作漫画やテレビシリーズも当然チェックしていると思うが、映画などで最近コナンにハマった人も、あらためてそのルーツを楽しむことができるだろう。
■従来の『名探偵コナン』ファンが楽しめる要素が満載
そして同作は単なる「アニメ第1話の再現」ではなく、「ジェットコースター殺人事件」を軸に据えながら前後のエピソードをしっかりと掘り下げているのが特長。ほかの劇場版作品とつながりのあるシーンも挿入されている。さらにほかの主要キャラクターたちが、この裏側でどのような行動をとっていたのかも描写されていた。
たとえば原作漫画の第1話の時点では登場していない“シェリー”時代の灰原哀、黒の組織に潜入捜査中の“バーボン”こと安室透(降谷零)、園子の彼氏となる京極真、FBIの赤井秀一やジョディ・スターリングを始め、そうそうたる顔ぶれまで描かれている。どのようなカタチで登場するのかは、ぜひ作品内で確認してほしい!
しかも今回は原作者の青山剛昌氏が監修されているので、テレビスペシャルだけのオリジナル要素ではなく、これが“コナンの正史”となるはずだ。