■現代の子どもたちとゲーム機事情は……!?

 そういった時代を過ごした自分も子どもの親となり、ふと息子が遊んでいる姿を見れば、その手にはファミコンを生み出した任天堂の「Nintendo Switch」があります。

 昨今は友だちの家に遊びに行くのはお互いの家庭事情を配慮してあまり行われず、公園では球技が禁止。また、小学生のうちから塾や習いごとに通ったりする家庭も多く、子どもたちのライフスタイルも細分化されているのが現実です。昔のように大勢の子どもが集まって一緒に遊ぶという環境は、正直かなり限られています。

 そんな今、息子はNintendo Switchで『フォートナイト』や『マインクラフト』をプレイ中。それも一人で遊んでいるのではなく、インターネット回線を介して、オンラインプレイで複数のクラスメイトと一緒に楽しんでいる模様……。小学生ながら、面倒な設定なども全部自分たちでやっているのも時代の流れなんでしょうね。

 ですが自分たちが子どもの頃と同様に、やはりゲーム機が子どもたちのコミュニケーションツールであるという関係性は変わっていないように思えます。

 こうした光景を見ていると、ゲーム機のほうも子どもたちのライフスタイルの変化に合わせて進化してきたようにも感じます。これから数十年後、Nintendo Switchで遊んだ子どもたちが大人になった頃、ゲーム機がどんな進化を遂げ、子どもたちとはどのような関係性を築いているのか興味深いですね。

(ふたまん編集部)

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