■烈海王の魅力が詰まった「大擂台賽編」
そもそも今回の中国の武道大会「大擂台賽」へのバキの出場は、死に至る毒に冒されたバキを何とか救うために烈海王が裏で手を回したもの。その烈海王の思惑は見事にハマり、バキは毒から回復。さらに烈海王は、毒で極限までやせ衰えたバキのために超豪華な中華料理を用意し、さらには14キロの砂糖水を与えてバキの肉体に“超回復”を起こさせる。
こうしてバキが完全復活を遂げたときに、烈海王が満面の笑みを浮かべ、突然「範馬刃牙、復活ッッ」のセリフを連呼し続ける! 一見奇行にも見える場面だが、烈海王の人の良さや面倒見の良さを知るファンからすると、ほほ笑ましく映る名シーンでもあるのだ。
そして豪華料理をわざわざ用意してもらったバキから「優しい」と声をかけられた烈海王が顔を赤く染めて照れる、まるで“ヒロイン”のような場面にほっこりさせられた人も多いことだろう。
男同士の血みどろの死闘が繰り広げられる『バキ』大擂台賽編においては、烈海王は一服の清涼剤のような存在あり、友人のバキ想いの言動に心が動かされること間違いなし。そこには、ファンから“癒やしキャラ”として愛される理由が詰まっている!
(C)板垣恵介(秋田書店)/バキッッ製作委員会
(ふたまん編集部)