声優の梶裕貴(34)と声優の山寺宏一(58)が14日に放送された『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出演。アニメ『アンパンマン』に関する山寺の知られざる伝説が明かされる場面があった。
この日、ゲストとして番組に出演した梶は、自身の人生を変えたスターとして山寺を指名。小学生の頃、公開収録に足を運ぶほどのファンだったと語った。その後番組では、「声の魔術師」と呼ばれる山寺の経歴を紹介。一作品の中で50の役を演じ分ける実力や、声優という枠にとらわれることなく芸能人のモノマネを得意とする一面を公開した。
その中で、『アンパンマン』でばいきんまんを演じる声優の中尾隆聖(69)がVTRで登場。同作で山寺が演じる「カバおくん」はもともとはエキストラキャラクターだったが、山寺のガヤ演技があまりに「面白くて的確」だったため、だんだんカバおくんの絵が大きく描かれるようになり、ついにレギュラーキャラクターに昇格したというのだ。
梶は、山寺と『名探偵コナン』の江戸川コナン役を演じる声優の高山みなみの「2人に憧れて声優を目指したと言っても過言ではない」と断言。その後山寺がスタジオに登場すると、トランペットやチューバの音色を口だけで表現する口楽器のやり方を梶に教えるという場面もあった。
放送後、梶は自身のツイッターを更新。「山寺さんのお姿が見えた時、現場でお会いするのとはまた違った嬉しさがありました。感無量です」とツイートし、山寺との笑顔のツーショット写真をアップ。梶は続けて、「小学生の自分! やまちゃんと一緒に『おーはー!』したよ! 養成所時代の自分! 山寺さんに口楽器を教えていただいたよ! 山寺さんはアニメの世界だけじゃなく、現実でも夢を叶えてくれました。残りひとつの願いは…たくさん共演できますように! 山寺宏一さん、本当にありがとうございました!」と、幼少期より憧れの存在に、声優の現場以外で会えた喜びを語った。
番組放送後、ファンからは「カバおくんをメインキャラに押し上げたの凄すぎる」「山寺さんって本当にすごいよね」「アンパンマンとディズニーは山寺宏一に頼りすぎ」と、あらためて山寺の声優としての素晴らしさを絶賛する声が相次いだ。また、「梶さんもすぐにトランペットの音をマスターしていて凄かった」「私にとっては2人とも大スターです!」という声も寄せられた。
山寺の方も梶を高く評価しているようで、番組では、梶が『進撃の巨人』などで主役を多く務めていることに対して、「(自分も主役をしたいと)いつも思ってます」と闘志を燃やす場面も。また声優仲間とのリモート飲みの際にもグチを話すことが多いようで「若手はスゴいんです今」「SNSでもYouTuberとかもいますし」とこぼしていた。