『墜落JKと廃人教師』『黄昏流星群』ほか、ドーキンズ英里奈と漫画アクション編集長・三田村が「元気になるマンガ!」を紹介!【ドキドキまんが道14】の画像
ドーキンズ英里奈(左)と三田村優編集長
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 世界中で猛威を振るう新型コロナウィルスの影響で、いま世の中は閉塞感に包まれている。不要不急の用件以外で外に出ることははばかられ、仲間と会うことすらできない状況だ。

 休みの日といえば、日がな一日部屋の中で過ごさなければならず、やることもなく気持ちが沈んでいる方も多いのではないだろうか。そんな皆さんにお勧めするのが、マンガを読むこと。マンガは視覚的な刺激と物語世界への没入感を与えてくれ、テレビやスマホ動画と違い、自分のペースで読み進めることができる。

 また、このコロナ禍にあって、各出版社が自社の作品を無料で読めるようにする施策を始めるなど、いまこそマンガにどっぷり浸るチャンスとなっている。

 そんななか収録されたふたまん+の大人気企画『ドキドキまんが道その14』では、『その12』、『その13』に続いてこんな時節にもってこいの“読むと元気が出るマンガその3”を紹介することとなった。

 『ドキドキまんが道』では、マンガ大好きタレントで、このほど結婚も発表し話題となったドーキンズ英里奈(27)と、双葉社のマンガ雑誌『漫画アクション』の編集長である三田村優が、独自の視点で毎回おすすめのマンガを紹介し、好評を博している。

 今回、ドーキンズが推薦するのは、漫画家・soraによる著作『墜落JKと廃人教師』(白泉社)。

 失恋を苦に自殺しようとしていたところを物理教師の灰葉仁先生(通称・灰仁)に邪魔され、「死ぬ前に俺と恋愛しない?」と告白された女子高生の扇言が、事あるごとに声をかけたり家に来たりするようになった先生と紡ぐラブストーリーを描いた今作。

 初めて聞くとギョッとしてしまうようなタイトルの作品で、およそ「元気が出る」という印象はないのだが、イメージを裏切る素晴らしい内容にドーキンズのハートはわしづかみされているようで、その魅力をたっぷり語ってくれた。

 一方、三田村が推薦するのは、『課長島耕作』シリーズなどでおなじみのベテラン漫画家・弘兼憲史による著作『黄昏流星群』(小学館)。

 老舗漫画雑誌『ビッグコミックオリジナル』で1995年から連載されており、1997年にNHKでドラマ化され、2000年に第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した大人気作だ。

 各話読み切りとなっており、主役は40代以降の中年・熟年・老年で、恋愛を主軸に人生観などを描いた短編漫画集となっている。

 今作は、「子ども向けのもの」とされていたマンガが、時代を経て中年や熟年も読者の一部を占めるまでになったものの、その読者層を主役にした作品が少ないとの考えから制作され、青年はもとより同世代の中高年にも広く愛読されている社会派漫画として知られている。

 また三田村は、『漫画アクション』で連載が始まった新人作家・山田はまちによる『みかづきマーチ』(双葉社)を紹介。

 進学校で息の詰まるような日々を送る女子高生・美月が、叔母が住む秋田で、音楽と動く隊列で作られるマーチングバンドに汗を流すアキラたちと出会うことで巻き起こるドラマを描いた本作。

 その瑞々しい魅力を、熱量たっぷりに披露してくれる三田村の解説も、今回の見どころの一つとなっている。

 収録では、これらの作品についてマンガのプロとマンガ愛読者が熱いトークを展開した。

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