■周囲を巻きこむアドリブ合戦に発展

 そして今回もうひとつ話題になったのが、MEGUMIのアドリブシーン。これはリアルタイムでドラマを視聴していた佐藤二朗が、自身のツイッターでバラしたことで判明した。

 問題のシーンは、大沢木家と西川家が野球ゲーム対決し、西川父が罰ゲームを耐え抜いたあとに起こる。MEGUMI演じる西川母が「カッコええで、あんた!」と西川父に言ったあと、「あんた好きやで!」とつけ加えたが、これはMEGUMIによるアドリブ。

 驚いた西川父役のバッファロー吾郎Aが思わず「ありがと」と素の表情で返すと、佐藤二朗が「ちょっと照れやがって」とツッコミ。これに負けじと順子役の水野美紀も「お父ちゃんカッコイイ」と対抗する一連の流れは、MEGUMIのアドリブに端を発する即興のアドリブ合戦だったというのだ。

 以前からアドリブには定評にある佐藤は、自身のツイッターで「てか、俺をアドリブアドリブ言う方々、今のシーン見た? ホント俺だけ、俺だけ台詞通りよ」「バァファロー吾郎Aさん、MEGUMIちゃん、水野美紀ちゃん、感性と技術ある方々が存分にアドリブ合戦。俺は何もしてない。彼らのこういうのを、アドリブと言うのです」とつぶやき、このシーンの裏側を解説。

 この場面は視聴者の間でも反響が大きく、「水野さん素笑いしてる」「MEGUMIが急に素になってかわいい」といったコメントが続出。佐藤二朗が種明かししたことで、キャスト陣によるアドリブで生まれた名場面だと分かり、率直に驚かされた。

 前回の“春巻役”の大東駿介も素晴らしかったが、今回の“西川母役”MEGUMIの演技も『浦安鉄筋家族』にマッチした見事なものだったと思う。

(ふたまん編集部)

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