■１位と２位は対照的
次いで第２位（１２.５％）にランクインしたのは、『クレヨンしんちゃん』の野原みさえ。２９歳にして２人の子を持ち、埼玉・春日部の一軒家に住む専業主婦の野原みさえ。彼女を選んだ人からは「母は強しを最も体現しているから」（２６歳・女性）、「ちゃんと子どもを見ている感じ」（３０歳・女性）と、しんのすけとひまわりという破天荒な幼児を抱えながらも時に厳しく愛にあふれた育児を行う、子育て力を高く評価する声が多く寄せられた。
また、「怖いけどしっかりしてて抜けてるところもあるから楽しそう」（３５歳・男性）、「飾らずそのままの良さが伝わる」（３８歳・女性）と性格も高評価。さらには「意外と美人で、スタイルも悪くないから」（３７歳・男性）、「たまに色っぽくてかわいい」（３９歳・男性）と、いう意見も寄せられた。ガサツで夫のひろしを尻に敷きながらも自分には甘いところは、誰よりも人間味のある母親かもしれない。
２位以下と大きく差をつけて第１位に輝いたのは『サザエさん』の磯野フネ（１８％）。いつも着物に割烹着の姿で、穏やかでめったに声を荒らげることのない、日本の母の代表といった磯野フネが１位に選ばれた。選んだ人からは「旦那さんをたてて、料理も裁縫もうまく、着物が似合う日本人女性」（２７歳・女性）、「家族のことをよく理解している」（２６歳・男性）、「古き良き母という感じがある。細かいことにずべこべ言わず、静かにしっとり笑っているようなところ」（２７歳・女性）、「一歩引いて見ててくれるところ」（２８歳・男性）、「常に温かい目で見守ってくれるから」（３８歳・男性）と、満場一致で良妻賢母っぷりが評価された。個性的なキャラぞろいの磯野家のバランスは、フネによって守られていると言っても過言ではないだろう。
元気な母、厳しい母、穏やかな母とさまざまなタイプの母親がランクイン。５月１０日、上位に選ばれた『ちびまる子ちゃん』では「おかあさんの日」というエピソードを放送。また『サザエさん』では「母の日の気遣い」という、母の日にちなんだエピソードを放送する。
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