■世界観を堪能できるユニークなシステム

『ショバフェス』の舞台は、荒れ果てた音楽都市「MIDICITY」。かつて音楽で賑わっていた都市に帰ってきた主人公は、実家に勝手に住みついていたカメコ少女「ラメカ」とアンプに憑依したロッカーの幽霊「ジーペ」と遭遇。伝説のロックフェス『GURF』を復活させるよう強引に説得され、荒れた街をライブで活気づけるために行動を開始する……という物語です。

 従来のリズムゲームとしてのゲームシステムに加えて、『ショバフェス』らしいユニークな要素が追加されているのが特長。リズムゲームをプレイすることで「グッズ」が入手できますが、これを自分のお店に並べて販売することが可能です。その売れ行き次第でお金や経験値を獲得するという仕組みです。

 陳列したグッズは、しばらく時間が経過すると売れるので、まるでグッズショップ経営をしているような感覚が味わえるのが楽しい! これもまた街の音楽活動を活発化させるため……という世界観に合った面白い要素ですよね。

地味ながら好きなポイント。グッズの売り上げがストーリー解放に直結します

 そして肝心のリズムゲームパートでは、ガチャで集めたキャラで自分だけのバンドを編成。落ちてくるノーツに合わせてタイミングよくタップや長押し、スワイプする一般的なリズムゲームと同じような仕組みです。ただし、SD化されたキャラが背景でぴょんぴょん跳ねる演出がとてもかわいく、見ているだけで心が癒されますね。

 ちなみにガチでスコアアタックに挑みたい人向けに、「ノーツをタップしたときの判定を厳しくする」や「GREAT未満でコンボが途切れるようにする」といった難易度調整も可能。難しい設定にするほど、プレイ結果にボーナスが加算されるため、ハイスコアを狙う人にはありがたいシステムです。

リズムパートで見られるSDキャラはサンリオっぽい!
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