4月10日、アニメ『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸』の第1話がBANDAI SPIRITSのYouTubeチャンネルで配信開始。同作は1988年に放送された『魔神英雄伝ワタル』(日本テレビ系)の正式な新作で、初代の放送開始から数えると約32年ぶり、テレビアニメ『超魔神英雄伝ワタル』(テレビ東京系)の放送終了からは21年ぶりとなる、『ワタル』シリーズの最新タイトルになります。
この『ワタル』の新作アニメ化は、当時「プラクション」と呼ばれた魔神(メカ)のおもちゃをコレクションしたり、ともに故人となってしまった井内秀治氏と芦田豊雄氏のコンビでリリースされたノベライズ(広井王子氏の作品も)などを読んでいた自分にとっては、まさにどストライクなニュースでした。
■当時のファンも大満足の再現度
まず『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸』オープニング映像ですが、初代の主題歌だったa・chi-a・chiの『Step』を使用。それもカバーやアレンジ版ではなく原曲なのがたまりません。しかもOP映像の序盤の部分は、過去のOP映像を現在の作画で再現するこだわりっぷりで、細かい部分ですが当時のアニメによく見られたOP曲中にアニメの効果音が入るところまで再現されていたのは感涙モノです。
もちろん声優キャストも当時のまま! 現在も『ワンピース』のルフィ役などで少年を演じているワタル役の田中真弓さんや、おじさんのシバラク先生役の西村知道さんはともかく、林原めぐみさんがあのハッチャケたヒミコ役を当時のままに演じているのは感激しましたね。
物語は、ワタルが再び創界山の危機に駆けつけ、龍神丸に乗っているところから始まります。そこでワタル&龍神丸は、正体不明の敵「ドバズダー」との戦闘が勃発。さらにワタルのピンチに、戦神丸に乗ったシバラク先生が颯爽と現れるという、冒頭から激アツのシーンのオンパレードです。