■兄弟チームとホームズチームが混じり合う緊張感が見どころ
囲み取材にはモリアーティ3兄弟を演じる荒牧、瀬戸、糸川と、ホームズチームの北村と松井の5名が登場した。
ままず荒牧は、「ミュージカル版が大盛況で終わり、アニメ化も発表され、そしてそれに続いての舞台版。これから大変盛り上がっていく作品だと思ってます。僕の中でもこの『憂国のモリアーティ』がどのように進化していくのか見守っていきたいと思ってます」とコメント。さらに続けて、「この作品を知らない人に向けて、“憂国のモリアーティは素晴らしい作品だぞ”という思いを込めて演じていきたい。視覚的にも内容的にもハラハラする作品です。たくさん楽しんでいただけたらと思います」と意気込みをアピールした。
舞台は前半と後半の2パートに分かれ2時間45分に渡って行われる。モリアーティ兄弟の長男を演じる瀬戸は、「兄弟チームとシャーロックチームの空気感の違いも見どころ」とアピール。「1幕は僕ら兄弟チームが活躍して、後半はシャーロックが出てきます。その空気が混じりあう緊張感を楽しんでほしいです」と語った。
本作は大英帝国での事件を多く扱った作品で、殺人事件も頻出する。ホームズ役の北村は、「西田大輔さんの演出ということで、稽古前から人間味のある舞台になるだろうな、と一番ワクワクしてました。登場人物たちが人間味を増したり、人によっては逆になかったり、といったところがハッキリ描かれています」と、ダークな作風の中に描かれる人物描写が見どころだとアピールした。