『ゲゲゲの鬼太郎』放送禁止用語スレスレの妖怪に騒然! CV杉田智和「まさに珍事」の画像
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 12月8日、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』(フジテレビ系)の第84話「外国人労働者チンさん」が放送。珍名妖怪のきわどい描写の数々が、ネット上で大きな話題を呼んだ。

 今回のエピソードでは、貧しい南方の村から日本まで出稼ぎにやってきた妖怪が登場。その正義感あふれる南方妖怪は、ラーメン屋の店主に暴力をふるう客とトラブルになり、おまわりさんの厄介になってしまう。

 偶然そのトラブルを目撃していた犬山まなは、ねこ娘に連絡し、身元引受人として鬼太郎たちが交番を訪れる。しかし、南方妖怪が名前を告げる場面では「チン……」と言ったところでタイミングよく邪魔が入り、本当の名前は分からずじまい。唯一本当の名前を察したねこ娘だけが、なぜか顔を赤らめていた。

 さらにこの南方妖怪は、何も服を着ておらず下半身は丸出し。そのため肝心な部分が映らないように番組も“配慮”し、「サボテン」「工事中の看板」「他人の手」などをうまく配置して、妖怪の下半身を見事にブロックした。

 その後、南方妖怪はまなからもらったタオルを腰に巻くことで、公然わいせつ問題は解決。鬼太郎ハウスに居候しながら会社面接に臨む。

 しかし、南方妖怪が面接で本当の名前を告げるだけで20社連続で不採用。まなは「なんで! 名前で落とされるなんておかしくない?」と憤り、「まだあなたの名前聞いてなかったね。何ていうの?」と妖怪に問いかけると、またもや「チン……」と言ったところでスーパーの宣伝カーがタイミングよく通過。中学生のまなに本当の名前を教えたくないねこ娘が「チンさんって名前で受けてみたら?」とフォローし、“チンさん”の通称で面接を受けると見事合格した。

 この『鬼太郎』の最新エピソードに、声優の中田譲治がツイッターで反応「友智がチンチンチンと聞いて録画ボタンをポチンとしてきた」とコメントすると、チンさんの声を担当した杉田智和は「まさに珍事!」と、双方がチンさんに絡めた発言を連発していた。

 当然のことながら視聴者の間でも反響を呼び、SNSでは「神回確定」「妖怪って思ったよりTPO配慮しますよね」「歴代チンさんは敵でしたが今回は良い妖怪なんですね」「チンさんの本名を知っている僕らも知らないキッズたちも爆笑だな……素晴らしい」「顔が赤くなるねこ娘はめっちゃカワイかった」など、さまざまな感想が続出。

 またチンさんの声を担当した杉田智和についても「銀さんがチンさんか」「これは杉田さんしかできませんな(意味深)」「鬼太郎84話は、銀魂かと思った。杉田智和さんはすごい」と、アニメ『銀魂』の銀さん役を連想したファンも多かった。

「この“チンさん”という妖怪は、水木しげるさんの原作漫画にも登場する妖怪で、3つの生殖器を持ち、男性の下腹部を示す言葉がそのまま名前になっていました。さすがに今のテレビではそのまま放送できなかったのか、名前もビジュアルも絶妙な方法で隠していましたね。それに杉田さんをチンさん役に起用したのも、まさにはまり役でした」(アニメ誌ライター)

 テレビの放送コードに配慮しながらも、かなり“攻めた”神回だった!

※画像はアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の公式ツイッターアカウント『@kitaroanime50th』より