(左から)こうすけ、泉宏樹、まさあき、今村一貴
(左から)こうすけ、泉宏樹、まさあき、今村一貴

「歌で日本中のシニアを元気にする」を掲げて結成した若手4人組の実力派ユニット「歌声男子」が、12月12日に行われる東京・板橋でのコンサートを皮切りに、本格的な活動を開始する。

 メンバーは、今村一貴(テノール歌手)、こうすけ(演歌、舞踊)、まさあき(オペラ歌手)、泉宏樹(シンガーソングライター)の4人。

 それぞれが10年以上活動してきたプロ歌手だが、リーダーの今村によると、「みんなが一人の歌い手としてどうすれば、人々の役に立てるのかと悩み、必死にもがき続けてきた」という。

 そこで4人が誘われたのが、毎日新聞社ビジネス開発本部の「たのシニア」チームが、マイソング社と昨秋から始めた「歌声コンサート」。「お客様が主役!」「完全参加型!」をモットーに2004年からコンサートを続けているミュージシャン杉山公章と、新聞読者を集めて、宇都宮、神奈川県茅ケ崎、平塚、青森県十和田等で開催してきた。

 そして、今年10月、有力新聞販売店が集まる毎日新聞東京懇話会総会で、歌声コンサートを杉山とともに全国に広げるために「歌声男子」が結成された。「四人の人生は今、猛烈に輝き始め、一日一日が生き生きとしたエネルギーに満ちあふれている」という。

 板橋区成増アクトホールで開催する初コンサートでは、「真っ赤な太陽」、「秋桜」、「オーシャンゼリゼ」、「君といつまでも」など、かつてシニア時代が愛した「歌声喫茶」をほうふつさせる楽曲で、会場を盛り上げる予定だという。

 今村は「歌で日本中を元気にするのが、私たち4人の使命」と話す。この使命をまっとうするために掲げる目標が「3年後2022年12月31日のNHK紅白歌合戦出場」と、でっかい。

 先輩の杉山は、シニアの心をわしづかみするベテランだが、若手4人がそれに続けて、親世代のシニアに支持されるのか注目される。