11月10日、声優の野沢雅子のモノマネでおなじみのアイデンティティ田島直弥(35)が自身のツイッターを更新。「M-1グランプリ」の予選で失敗したことを明かした。
この日、田島は「相方の失敗はコンビの失敗。だから、責めることはしなかったけど。ショックがでかすぎる」とツイート。さらに田島は、続けて「今日のM-1三回戦のウチらの動画、なんとかして流さないことできねぇかな。一瞬でもネタ中にあんな表情してしまったのが恥ずかしくて仕方ない」と、『M-1グランプリ』の予選で大きなミスがあったことを悔やんだ。
さらに「あんなの芸歴15年の芸人がやることじゃない」とまでつぶやいた田島は、翌11日の早朝に自身のYouTubeチャンネルで動画を公開。今回の『M-1グランプリ』三回戦で起こったコンビの失敗について語った。
この動画の冒頭で、ツッコミ担当の見浦彰彦(35)は「申し訳ございません。私のせいです」と自身のミスを謝罪。これに田島は「おめーだ、おめー、ブッコロスぞ!」と、いつもの『ドラゴンボール』の孫悟空の声マネで、笑みを見せながらツッコんだ。
しかし田島は「オラはでも、おめぇに対しては今回はそこまで腹立ったりはしてないんですよ」と現在の心境を説明。いちばん肝心なところで相方がネタを飛ばしてたことよりも、そのアクシデントに自分自身がとっさのアドリブで対応できず、困惑した素の表情を観客に見せてしまったことを何よりも後悔していた。
このアイデンティティの二人が率直に語った『M-1グランプリ』での失敗談に、ファンから「お互い相方を責めず、やっぱりいいコンビだなぁ」「お笑いに対する真摯な姿勢、朝から感動でした」「何より悔しいのはご本人たち、ただし次の日に笑いに変えられるのもご本人たちしかできない。あんたら立派な芸人だよ」「投稿時間からして眠れなかったんやろうなぁ……」など、さまざまな感想が寄せられていた。
そして見浦も、M-1の予選が終わった日の深夜4時にブログを更新。「いつもは冷静な相方もさすがにテンパり、野沢さんに扮している相方に舞台上で絶対にさせてはいけない表情をさせてしまい本当に申し訳なかったです」と謝罪のコメント。
続けて見浦は「終わった後もすぐインタビューのカメラが入ったのですが、相方は動揺しつつもその出来事をなんとか笑いに変えてくれようとしてくれてましたし、もし僕がネタを飛ばさずちゃんとネタをやりきれてたとしてもわからなかったと僕を責めることなく何度もフォローしてくれてました」と、田島への感謝の気持ちをつづっていた。
今回の『M-1グランプリ』三回戦で起こった顛末は、アイデンティティのYouTubeチャンネルに公開された動画内で詳細に語られている。二人のコンビ愛と、お笑いに賭ける熱い想いがあふれた動画をぜひ見て欲しい。
※画像はお笑いコンビ「アイデンティティ」のYouTubeチャンネルより