9月29日に放送されたアニメ『サザエさん』(フジテレビ系)で、泥酔した波平の“奇行”が描かれ、ネット上で「とんでもないオチだった」「ずっと飲んでるな」と視聴者からツッコミを浴びた。
この日、3本目に放送されたのは「酒断つふたり」というエピソード。ある日酔っ払いながら夜道を歩いていた波平とマスオは、屋外で羽目を外しているところを警察官に見つかってしまう。さらに翌朝、家族たちにも小言を言われたことで、フネから「しばらくはお酒は控えていただきます」と“禁酒”を言い渡されてしまった。
それぞれ言いつけを守って禁酒生活を送る2人。しばらくたってお酒が解禁されたが、頑固な波平は「禁酒を続ける」と断言。しかしその夜、夢に見るほどお酒を飲みたかった波平はフラフラと台所へ向かい、同じくお酒を飲もうとしていたマスオとばったり遭遇。2人はビールとつまみを冷蔵庫から見つけると、深夜にもかかわらず酒盛りを始めるのだった。
あっさり禁酒を止めた2人は、別の日にも仕事帰りに飲みにいくことに。そこでマスオは店員に水を頼むもスルーされ、波平は「自分で飲んでくる」と言って席を立ってしまう。中々戻ってこない波平を心配してマスオが探しにいったところ、そこには蛇口のついた酒樽のとなりで大の字になって寝ている波平の姿が。呆れた店員が「水道と間違われたんですなあ……」とつぶやくシーンで、今回のエピソードは幕を閉じた。
度を過ぎた波平の泥酔っぷりに、視聴者からは「何が起こったら水道と酒樽を間違えるんだよ」「いくらなんでも飲みすぎだろ!」「絶対わざとやってるでしょ」といったツッコミが続出。「通報されなくて良かったな」「また酒回か……どんだけ飲んでるんだ波平とマスオ」と心配する声も上がった。
「波平が酒樽と水道を間違えるエピソードは、原作マンガにも存在するネタ。過去のアニメでも使用されたことがあるため、一部ファンには見慣れた光景だったようですね。9月15日には、波平とマスオが酒のつまみについて“打線”を組むというエピソードが放送されてましたが、確かにここ最近、酒についての話が続いてますね。日曜の夜ということで、家族だんらん、晩酌をしながら視聴する層を意識したテーマを選んでいるのかもしれません」(アニメ誌ライター)
大人なら誰しもお酒で失敗した経験があるもの。子どもから大人まで楽しめる国民的アニメならではのネタだと言えるだろう。