『仮面ライダーゼロワン』第5話はヒロインの推し回! 成長に感動も「心配」の声?の画像
画像はテレビ朝日系『仮面ライダーゼロワン』公式サイトより

 9月29日に放送された『仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日系)第5話「カレの情熱まんが道」では、“仕事への情熱”という言葉の意味を理解したヒロインの秘書型ヒューマギア・イズ(鶴嶋乃愛/18)の姿が話題に。視聴者から多くの感動の声が寄せられた。

『仮面ライダーゼロワン』は、AI搭載型の人型ロボット・ヒューマギアが人間と同じように生活する未来を舞台にした作品で、主人公でヒューマギア開発会社社長の飛電或人(高橋文哉/18)が、ヒューマギアを暴走させ人類滅亡を企むテロリスト“滅亡迅雷.net”と戦う物語。

 ある日、或人とイズは、人気漫画家・石墨超一郎(勝矢/44)の事務所へ漫画家アシスタント型ヒューマギアを納品しにやってきた。しかし、仕事への情熱をすっかりなくし、漫画制作のすべてをヒューマギアに任せるだけでなく、まるで奴隷のように扱う石墨に、幼いころから石墨の漫画の読者だった或人は失望。そこに滅亡迅雷.netの迅(中川大輔/21)があらわれ、石墨のアシスタントヒューマギア・森筆ジーペン(徳角浩太郎/31)を暴走させ、納品したばかりのアシスタント型ヒューマギアも、暴徒化させてしまった。

 ジーペンも他のアシスタントも失い、怒り狂う石墨は、代替え機を即座に持ってくるよう要求してくる。しかし或人は漫画を描く情熱をなくした石墨に、代わりのヒューマギアを渡すことを拒否。その話を聞く一方、イズは“情熱”の言葉の意味が分からず、或人の思いを理解できないでいた。そこでイズは自らネットワークにつなぎ、「情熱」という言葉を検索。すると先代社長の是之助(西岡德馬/72)が生前、「情熱を持って仕事しているすべての人々をヒューマギアで助けたい」と言っていたことを知り、初めて“情熱”という言葉の意味を理解したのだった。

 情熱を理解したイズに対し、視聴者からは「先代の教えで言葉を覚えるとか、イズちゃんからは目が離せないな!」「たとえ“情熱”とはなんなのか分からなくても、先代も或人くんも“情熱”を重要視してることはイズちゃんしっかり理解してくれてたんだね」「リズが或人と接してどう成長していくのかが重要なテーマになっているのかも?」といった声が上がった。また、その一方で「あんまり賢くなると、イズちゃんやばいんじゃ? 心配だ!」「イズちゃんシンギュラリティ超えてマギア化されちゃうよ」といった指摘も上がった。

「『ゼロワン』では毎回、人間のためにと一生懸命働くヒューマギアが暴走させられていますが、滅亡迅雷.netは“シンギュラリティ”を超えて自我を持ち始めた個体を狙っているようです。そう考えると、或人と出会い少しずつ人間の考えを知り始めたイズも危うい。OPでは彼女が涙を流す場面があり、“伏線ではないか”という声が上がっていますが、この先、彼女の暴走という悲しい展開が待っているかもしれません」(特撮ライター)

 なお、今回の第5話放送にあわせイズ役の鶴嶋乃愛もツイッターを更新し、「明日はゼロワン第5話です。私の推し会になってます」と“推し回”であることを明かしていた。イズの今後の展開に不安の声が上がるが、成長過程にも着目してみると、物語がより深く楽しめそうだ。