10月1日、アニメ『忍たま乱太郎』(NHK)の原作漫画である『落第忍者乱太郎』(朝日新聞出版)の公式ツイッターが、11月発売の65巻で完結することを発表。33年の歴史に幕を下ろすことが分かり、ファンから悲しみの声が上がっている。
同漫画は漫画家の尼子騒兵衛氏(61)によるギャグコメディ作品で、1986年から朝日小学生新聞(朝日学生新聞社)で連載がスタート。1993年には『忍たま乱太郎』としてアニメ化され、こちらも26年間続く長寿アニメとなっている。
そして同日発行の朝日小学生新聞によると、今年1月に作者の尼子氏が脳梗塞を発症。予定されていた連載を延期してリハビリに励んできたが、尼子氏の「毎日の連載は難しい」との判断により連載終了が決まったという。
それにともない『落第忍者乱太郎』公式ツイッターは「『落第忍者乱太郎』は次の65巻で完結します。本当にありがとうございました」とツイート。この最終巻は11月30日に発売されることが明かされた。
そんな『落第忍者乱太郎』の連載終了の報に、ファンから「学生時代に知ってから20数年ずっと大好きでした。ありがとうございました」「朝っぱらから泣きました。寂しいけど、先生の健康状態が第一ですものね」「乱太郎たちに33年も命を吹きこみ続けてくださってたんだもんなぁ」「今は娘と一緒にアニメを観ています。そう考えると本当に長きに渡り、私たちを楽しませてくれた作品なんだなー」「さみしいな……さみしすぎるぞ」など、さまざまな感想が寄せられていた。
朝日小学生新聞によれば、尼子氏の回復は順調で、来年4月からは月1回ペースでの新連載を準備中とのこと。「尼子さんと乱太郎たちの新たな冒険に、どうぞご期待ください」というメッセージもあったので、そちらにも期待したいところだ。
「落第忍者乱太郎」は次の65巻で完結します。本当にありがとうございました。感謝の意を込め65巻は通常版に加え、小冊子付特装版も発売。また本日より #乱太郎イラストコンテスト を開催。賞品が当たる他、優秀作の一部は最終巻に掲載します。尼子先生へ熱い作品お寄せ下さい https://t.co/5AEGLr8aG6
— 落第忍者乱太郎 (@rantarouasahi) October 1, 2019
※画像は『落第忍者乱太郎』の公式ツイッターアカウント『@rantarouasahi』より