『ゼノブレイド』『ファミコン探偵倶楽部』も…ゲーム界に名作リメイクやリマスター化の波の画像
※画像は任天堂の公式ツイッターアカウント『@Nintendo』より

 9月5日、任天堂の最新情報を伝える番組「ニンテンドーダイレクト」が配信され、Nintendo Switchの最新タイトルを発表。そのラインナップが大きな話題を呼んでいる。

 1年に2回配信される「ニンテンドーダイレクト」では、毎回のようにビッグタイトルが発表されてきた。今回も『桃太郎電鉄 昭和、平成、令和も定番』(2020年発売予定)や『ブリガンダイン ルーナジア戦記』(2020年春発売予定)といった人気シリーズの新作タイトルが明らかになった。

 そんな中、一際目を引いたのが、往年の名作タイトルのリメイクやリマスター版だ。とくにネット上の反響が大きかったのは、『ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション』(2020年発売予定)。同作は2010年にWii用ソフトとして発売されたRPG『ゼノブレイド』のHDリマスター版で、「記憶を消して、もう一度やりたいゲーム」「うれしすぎて死んでる」「画質向上で神ゲーが神ゲーになる」「今のグラフィックで着せ替え装備やガウル平原に行けるとか本当にうれしい」など、当時ハマったユーザーから歓喜の声が続出していた。

 続いて『ファミコン探偵倶楽部』シリーズの『消えた後継者』と『うしろに立つ少女』のフルリメイク版(2020年発売予定)も話題を集めたタイトルの1つ。同作は1988年、89年にファミコンのディスクシステムで発売されたアドベンチャーゲームだ。この、まさかのリメイク発表に「BGM聴いただけでたぎる」「スイッチでリメイクなんて、生きててよかった」と衝撃を受けるコメントが多数見受けられた。

 このほかにも、国民的タイトルの『ドラゴンクエスト』『ドラゴンクエスト2』『ドラゴンクエスト3』のロト三部作や、知る人ぞ知る初代PSの名作『moon』、学園を舞台にした傑作アドベンチャー『九龍妖魔學園紀』なども発表されている。

 最近では、ゲーム界全体を見てもリメイクやリマスター化の流れが相次いでいる。スクウェア・エニックスは、9月3日に『ファイナルファンタジー8 リマスタード』をリリースし、11月には『ロマンシング サガ3』、来年には『ファイナルファンタジー7リメイク』と『聖剣伝説3』を発売する予定だ。

「ゲーム業界の隆盛期だった80年代後半から90年代に、数多くの名作タイトルがリリースされました。そうした傑作が今の技術と最新のハードでよみがえるのは、当時プレイした人はもちろん、名前だけは聞いたことがあるという今世代のゲームファンにも歓迎される傾向にあるようですね」(ゲーム誌ライター)

 いつしかシリーズが途絶えてしまったタイトルの中には、『MOTHER』や『伝説のオウガバトル』といった“神ゲー”もまだまだたくさん存在する。今後のリメイクやリマスター化に、ぜひとも期待したいところだ。

※画像は任天堂の公式ツイッターアカウント『@Nintendo』より