昨年亡くなった漫画家のさくらももこさんの会社「さくらプロダクション」が、9月2日に公式サイトを更新。10月3日発売の雑誌『りぼん』(集英社)11月号に、『ちびまる子ちゃん』の新作漫画が掲載されることを発表した。
同サイトは、「さくらは、自身が書き下ろしたアニメ『ちびまる子ちゃん』の脚本を、“漫画”という形でも楽しんで頂きたいと今までにも多くの作品を漫画化してきました」「いつか漫画にして読者のみなさまにお届けしたいと言っていた作品、さくらの気持ちを引き継ぎ、この度りぼん編集部さんのご協力を頂き実現できることになりました」と、『ちびまる子ちゃん』の新作についてコメント。
生前さくらさんがアニメ用に書き下ろした脚本を漫画化するというかたちのようで、「作画は、長年さくらのアシスタントを務めたさくらプロダクションのスタッフが担当します」と発表。雑誌『りぼん』10月号に掲載された告知ページを紹介し、その初回のエピソードは「ちびまる子ちゃん ハロウィンパーティーをやろうの巻」だと明かされた。
国民的アニメの原作でもある『ちびまる子ちゃん』だが、作者のさくらももこさんが2018年8月15日に逝去され、同年12月発売の17巻が最終巻となっていた。
そんな『ちびまる子ちゃん』の新作掲載のニュースに、SNSでは「新連載いいですね。また読んでみたいな」「りぼん買おうかな」「ご本人の作品じゃないので、賛否あるかもだけど個人的にはうれしい」「それだけみんなが本当に愛してるって証拠だよなぁ」といった歓迎するコメントが続出。
しかし、中には「さくら先生のファンだけど、こういう企画は正直微妙に思えてしまう」「生前の作者が書き下ろした脚本を元にアシスタントが執筆。正直ちょっと複雑です」「作者没後も続くメディア展開。ファンの期待に応えているのなら良いんだけど」など、複雑な心境を吐露する意見も見受けられた。
新しい『ちびまる子ちゃん』がどのような作品になるのか、『りぼん』11月号の発売を楽しみに待ちたい。
※画像は「さくらプロダクション」の公式サイトより