名古屋を拠点に活動するご当地男性アイドルグループ・BOYS AND MEN(ボーイズ・アンド・メン)の、“ゆーちゃむ”こと小林豊(30)に、女優の佐藤仁美(39)と釈由美子(41)がドッキリを仕掛けたところ、意外な反応を見せた。
この様子が見られたのは、8月24日放送の『芸能人が本気で考えた! ドッキリGP 4時間テレビ ドッキリは地球を救うSP』(フジテレビ系)でのこと。ニセ番組の打ち合わせをしている楽屋で、共演NGの女優同士がばったり会ってしまい、ケンカをはじめるというドッキリだった。
今回、佐藤が共演NG女優に指名したのは、闇を抱えた猟奇的な役などを演じてきた、芸能界きってのカメレオン女優・釈由美子。一方ターゲットは、お菓子作りの腕前は趣味の域を超えていて、女子力の高さに定評がある乙女キャラとして人気だが、頼りなさそうな雰囲気の小林だった。
まず、楽屋で共演NGの2人が鉢合わせすると、間に入った小林はキョロキョロして不安を隠せない。すると佐藤が「釈は偉い人にこびる」と噛みつき、さらに自身への悪口の証拠だというICレコーダーを突きつけた。これに逆ギレした釈がICレコーダーを取り上げて力ずくで壊そうとすると、小林が「まぁまぁ」と取り上げて釈を落ち着かせようとする。
しかし、再び釈がICレコーダーを取り上げて破壊すると、佐藤が怒って取っ組み合いが始まってしまう。迫真のケンカ演技だったが、小林は2人の腕をつかんで止めに入ると「とりあえず1回ストップ」と真顔で制し、「お互い嫌いなところがあって当たり前ですから」と、必死にケンカを止めようと説得していた。
このVTRをスタジオで見ていたゲストたちからは、乙女キャラとは思えない小林の毅然とした対応に「かっこいいね~」などと称賛の声が。また、ボイメンファンはツイッター上で、「取っ組み合いを止めるゆーちゃむ、1%の男気を振り絞ってるなって感じでよかったです」などと、小林の男らしい対応を喜んでいた。
その一方で、特撮ファンは、小林が釈の腕を力づくで抑える姿を、別の意味で喜んでいた。というのも、小林が『仮面ライダー鎧武/ガイム』(テレビ朝日系)で仮面ライダーバロンに変身する駆紋戒斗(くもんかいと)役を演じ、釈が『仮面ライダージオウ』(同局系)で敵役を演じていたためで、「なにげに仮面ライダー対決だし、ほんと面白かった」「小林豊くんが久しぶりに駆紋戒斗みたいな顔になっていてかっこよかったよ!」などと大ウケ。
また、釈が『仮面ライダージオウ』で演じた復讐に燃える悪の女王様・北島祐子は、攻撃と防御にマンホールの蓋を使い、マンホールの蓋を持参して結婚式場に乗り込むなど、異様な“マンホール”推しキャラとして当時SNS上で話題になっていた。そのため、特撮ファンからは「釈ちゃんキレたらマンホール投げるから、ハラハラしたよね」と、取っ組み合いケンカを別方向から楽しむ声もあった。