(左から)田中真弓、広瀬すず
※画像は連続テレビ小説『なつぞら』の公式ツイッターアカウント『@asadora_nhk』より

 8月21日放送の連続テレビ小説なつぞら』(NHK)に、声優の田中真弓が女優として出演。その聞き慣れた声で田中の正体に気づいた人も多く、朝からネット上で大きな反響を呼んだ。

 田中と言えば、『ONE PIECE』のモンキー・D・ルフィ役や『ドラゴンボール』のクリリン役、『天空の城ラピュタ』のパズー役などを担当。誰もが知っている声優界のレジェンドだ。

 そんな田中が演じたのは、広瀬すず(21)演じるヒロインのなつが、保育園を探すために訪れた福祉課の職員という役どころ。出産後、すぐにでも働きたいというなつに「子どもを犠牲にしてもですか?」「本来は子どもは母親が育てるものなんです。それを勘違いされてませんか?」と諭すシーンを好演した。

 今回の朝ドラ出演について、田中は「憧れのNHK朝ドラに出演できて、狂喜乱舞の田中真弓です! 声の業界では少年とおばあちゃん役が多いのですが、普通の元気なおばちゃん役だったので、まんまで行けました(笑)。楽しかった~~!」と歓喜のコメントを出している。

 その田中真弓のまさかの朝ドラ出演に、SNSは騒然。「ルフィが朝ドラに出てる! マジで驚いた」「ただ者でない雰囲気のおばちゃん。声だけですぐ分かりました」「存在感がハンパなく、声優さんと言ってもさすがの演技力」「急に息子が反応して、“ルフィじゃん”とひと言(笑)」「パズーが来て、俺のテンションだだ上がり!」など、さまざまなコメントが上がっていた。

『なつぞら』は、アニメの制作現場を描いた物語ということもあり、これまでにも山寺宏一(58)や高木渉といった人気声優が出演。田中も、第78話に登場した劇中漫画映画『わんぱく牛若丸』で牛若丸の声を担当していた。

 ドラマの撮影は、この日ラストまでクランクアップしたことが発表され、いよいよ物語は佳境を迎える『なつぞら』。アニメファンも最後まで目が離せなくなりそうだ。

※画像は連続テレビ小説『なつぞら』の公式ツイッターアカウント『@asadora_nhk』より