6月9日に放送されたアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』(フジテレビ系)第59話「女妖怪・後神の約束」に、人を愛しすぎてしまった女妖怪・後神(うしろがみ)が登場。あまりの“ヤンデレ”っぷりに、「今回の鬼太郎は普通に怖かった……」と話題を呼んでいる。
ある日、鬼太郎とねこ娘のもとに青年から「恋人が失踪した」という事件の連絡が入る。捜査を進めていくと、街では失踪事件が連続して起きていたことが発覚。鬼太郎は一連の事件が何者かの妖怪の仕業だと確信する。一方、ねこ娘から警告を受けた町に住む人間界の友人・犬山まなは、失踪事件の奇妙な法則を見つけ出したのだった。
その日の夜、まなの元に友人・雅から「たすけてまな! お父さんがサボ」という奇妙なメッセージが入る。雅の家に駆けつけたまなが恐る恐る家の中に足を踏み入れると、そこには真っ黒な顔面に赤い目をした後神が現れた。追いかけてくる後神を振り切り、家の中を必死に逃げ惑うまな。偶然にも鬼太郎たちが到着したおかげで、まなは一命をとりとめる。
気を取り直してまなとともに家中を探し回る鬼太郎たち。しかし家の中には後神が操る人食いサボテンがおり、鬼太郎もねこ娘も食べられてしまう。すると中には今まで姿を現さなかったねずみ男の姿が。ねずみ男は後神から悩みの相談を受けていたようだった。
ねずみ男いわく後神は、家を失って街で働いていたときに一人の男性と知り合ったという。お互いに引かれ合ったかと思いきや、男性は「2週間したら戻る。そしたら一緒に暮らそう。窓から小さな飛行場が見える家で」と言い残し、そのまま姿をくらましてしまった。彼が帰ってくると信じて待ち続けた後神だったが、男は一向に帰らず。後神は男の居場所をつきとめるため、飛行場の見える小さな家を片っ端から襲っていたのだった。
恋愛絡みで人を襲う後神に、視聴者からは「ヤンデレ怖い……」という声が続出。「回想シーンの後神の目が死ぬほど怖かった」「妖怪ってだけでも怖いのにヤンデレっていうのが相乗効果で恐怖」「一見相手方の男性もひどく見えるけど、後神の執念のせいで悪者がどっちか分からなくなってくる……」「後神がマジで怖い……次回は笑える回であってほしい」といったコメントが多数上がった。
もしも待たせている相手がいるのならば、迎えに行ったほうが身のためかもしれない。