■「謎の石」の正体が明らかに!
――正体不明の「謎の石」について、いろいろ問い合わせなどもあったのでしょうか
O氏:かなりありました。あまりの反響の大きさに、正直今回の取材を受けるかどうかも迷ったんです。このまま答え合わせなしで終わるかどうか悩みましたが……言っておこうと(笑)。
――ズバリ、この「謎の石」の正体は何だったのでしょう
O氏:すでにSNSで当てている方もいらっしゃったのですが、これは「スペースデブリ」です。スペースデブリ(宇宙ゴミ)は宇宙世紀の世界観にずっと共通してあるものです。特定の作品に登場したデブリを再現したわけではないので、余計にファンの皆さまを困らせてしまったかもしれません。
――どのような意図でこの賞品を入れたのでしょうか
O氏:以前、静岡のホビー事業部に在籍していたとき、ガンダムベース限定の「デブリパーツセット」を担当したことがありました。それはガンプラ向けのシーン再現キットだったのですが、あのときからスペースデブリには思い入れがあって、いつか自分の企画のグッズに入れたいな……と思っていました。
それと1970年に開催された大阪万博では「月の石」の展示が大きな話題になりましたが、あのようなお楽しみ要素として入れた面もあります。最初から「スペースデブリ」と言ってしまえばよかったのですが、「お楽しみ」というスタンスにしたことで混乱を招いてしまったのかなと……お騒がせして申し訳ありません。
――今回の「謎の石」も含め、一番くじの中でも異色の賞品だったと思いますが、こういう取り組みは担当者ベースで決まるのでしょうか
O氏:そうです。自分自身が面白そうだなと思って企画しました。もちろん相談はしますし、部内にプレゼンをして最終決定となりますが、基本的には担当者発信で企画は進んでいきます。
――今後の一番くじでも、今回のように話題になりそうな要素は取り入れていく予定でしょうか
O氏:今後もいろいろ企画できたら面白いと考えています。ただし最初から(商品の具体的な内容を)オープンにするのか、隠すべきか、サイトを見たら答えが分かるようにするか……そのあたりのさじ加減をどうするかは、今回の件でかなり勉強になりました。今後の企画に生かしていきたいです。


