■第3の覚醒:「千年血戦篇」でついに降臨した「滅却師完聖体」
そして最後は「千年血戦篇」で見せた、さらなる覚醒だ。
ユーハバッハからその実力を認められた石田は、後継者として聖文字「A」を与えられる。ここから石田は、これまでの戦いとは一線を画す力を見せていくことになる。
そのなかでも、アニメ版で大きな話題となったのが「滅却師完聖体(クインシー・フォルシュテンディッヒ)」だ。
アニメ版では零番隊の修多羅千手丸との戦いで、この「滅却師完聖体」の片鱗を見せ、その後の一護との戦いでついに完全な姿を披露した。背中から荘厳かつ巨大な翼を展開し、自身の周囲に無数の霊子の矢を生み出すと、それらを操って一斉攻撃を仕掛ける。霊王宮でさらなる力を手に入れた一護すら退かせるほどの、凄まじい戦闘力を見せつけたのである。
滅却師にとって究極の形態ともいえる完聖体だが、原作では石田がこの力を発動する姿は描かれていなかった。それだけに、アニメでその全貌が映像化されたことは、原作ファンにとって大きなサプライズとなった。
さらに聖文字「A」が持つ固有の能力「完全反立(アンチサーシス)」も極めて強力だった。「完全反立」は、指定した2つの対象の間に起きた出来事をそのまま反転させるという、反則級の能力である。
「千年血戦篇」に登場する星十字騎士団(シュテルンリッター)の面々の能力も相当強かったが、石田の「完全反立」は、もはや「そんなことまで可能なのか」と思わせるほどの、作中トップクラスのチート級能力といえるだろう。
初登場時から主人公である一護と互角に渡り合う実力を見せていた石田だが、こうして「3つの覚醒」を並べてみると、物語の進行とともに、まったく異なる形で強さを見せてきたキャラクターであることが分かる。
しかもアニメ『BLEACH 千年血戦篇』では、漫画で描かれなかった「滅却師完聖体」の姿まで補完され、原作ファンにとって大きな喜びとなった。
いよいよ物語のクライマックスを迎えるアニメ『BLEACH 千年血戦篇』。原作の結末を知るファンであっても、アニメならではの演出や追加描写に期待が高まる。もしかすると、原作では描かれなかった新たな覚醒が描かれる可能性もあるかもしれない。
最後の戦いの舞台で石田はどのような決断を下し、どんな結末を迎えるのか。その行方を最後まで見届けたい。
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