往年の『スパロボ』ファンの間で語り継がれる「忌まわしき強敵たち」 異次元の強さに「本当に勝てるの…!?」と絶望した記憶の画像
セガサターン版『スーパーロボット大戦F』(バンプレスト)パッケージ

 2025年8月に完全新作『スーパーロボット大戦Y』が発売され、2026年8月には『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇リマスター』の製作が発表されるなど、昨今スパロボシリーズ全体が再び活気づいてきている。

 シリーズ最新作となる『スパロボY』は、新規プレイヤーにも遊びやすく調整されており、従来のプレイヤーからすると比較的難易度は易しかった。

 しかし、長年スパロボシリーズを遊んできた筆者からすると、過去の理不尽にも思えるほど高難度だった作品も懐かしく思える。それらの過去作には「本当に勝てるの?」とドン引きするほど強力な敵も登場したのだ。

 そこで今回は、歴代のスパロボシリーズの中でも、特にとてつもない強さを誇ったトラウマ級のボスをあらためて振り返ってみたい。

 

※本記事には、各作品の核心部分の内容も含みます。

■スパロボ史に君臨する最強級の女性パイロット

 『スーパーロボット大戦F』(1997年発売)のリアル系ルートの最終話に登場したキュベレイは、モビルスーツらしからぬ圧倒的な強さで初見のプレイヤーを絶望させた。

 キュベレイといえば、アニメ『機動戦士ガンダムZZ』の事実上のラスボスだったハマーン・カーンの愛機。原作アニメでもファンネルによるオールレンジ攻撃などで、主人公のジュドー・アーシタらを大いに苦しめた。

 そして『スパロボF』では、そんなハマーンが乗るキュベレイがラスボスとして登場、アニメの印象以上に強さに拍車がかかっていた。キュベレイのHPは51000あり、装甲も厚いため、とにかく耐久力がとてつもない。

 自軍の主力がリアル系のユニットばかりだと、たとえ成長していたとしてもほとんどダメージが与えられない。「熱血」や「魂」などの精神コマンドを駆使したとしても、与えるダメージが3桁以下になることもザラだった。

 このキュベレイに、手塩にかけて育成した自軍をズタボロにされたプレイヤーも多いはず。唯一の救いは、ターン数の経過でキュベレイは勝手に撤退するため、無理に倒す必要はなかった点である。

 しかし、不屈の闘志を持ったスパロボプレイヤーなら、このあまりにも強すぎるキュベレイ&ハマーンを倒すために試行錯誤した人も多いことだろう。

■真のラスボスは最強のニュータイプ専用機!

 モビルスーツらしからぬ強さといえば、『スーパーロボット大戦IMPACT』(2002年発売)のサザビーが忘れられない人も多そうだ。パイロットは言わずと知れたシャア・アズナブルで、サザビーのHPは98000を誇る。

 まさにバケモノじみた存在だがそれもそのはずで、『IMPACT』のサザビーは熟練度を50以上獲得することで出現する真のラスボス的な存在だった。

 シャアといえば、自軍パイロットの最強候補であるアムロ・レイのライバル。その能力は当然ながら高い。特殊技能「ニュータイプ」を持っているため、命中・回避・ファンネルの射程にまで補正が入る。そのファンネルの射程は11にも及ぶため、安全圏から攻撃などできるはずもない。そのうえ、MAP兵器まで使用してくるため、自軍ユニットが固まっていると一網打尽にされかねないのだ。

 しかもやっかいなのは、毎ターン気力が150になる点だ。精神コマンド「脱力」で気力を下げる攻略法は、それまでのスパロボシリーズでは鉄板だったが、それもシャア&サザビーには通用しにくい。

 そのうえサザビーは、護衛のヤクト・ドーガに囲まれている点もとにかくつらい。全員が援護防御を持っているため、シンプルにサザビーにダメージが通りづらいのだ。

 このサザビーとヤクト・ドーガは敵の増援として出現するが、ヤクト・ドーガに囲まれて出現したサザビーを見た瞬間、「めんどくさ!」と思ったのは筆者だけではないだろう。まさにサザビーの存在そのものが「忌まわしい記憶」である。

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