2026年9月17日に配信開始され、大きな話題となったNetflixオリジナルドラマ『ダウンタイム』。豪華絢爛な美容外科業界を舞台に、その裏で渦巻く美と金への欲望、美容整形の光と闇を、苛烈に描き出す医療ヒューマンドラマだ。
鮮烈なテーマに加えて、数時間をかけるという特殊メイクのクオリティの高さや、美容整形を求める患者たちの心情がリアルだと注目を集めている。
そんな本作で、人気美容整形外科の院長・遠山凛を演じたのが仲里依紗さん。彼女は美容整形外科というシビアな世界観の中で違和感なく「遠山凛」として存在し、さまざまな葛藤や苦悩を抱えながらも、松岡茉優さん演じる主人公・沼田文とぶつかり合い変わっていく。
さて、そんな仲さんは、実は少女漫画雑誌『ちゃお』(小学館)を通して“意外なデビュー”を果たしていることをご存知だろうか。今回はそんな仲さんをはじめ、『ちゃお』にゆかりのある女優を振り返っていきたい。
仲さんのデビューのきっかけは、2004年、『ちゃお』に連載されていた今井康絵さんによる漫画『シンデレラコレクション』の主人公・夏川ニーナのイメージモデルを探す「ニーナをさがせ!!モデルオーディション!!」で特別賞を受賞したことだ。
その後、上京しモデルデビューを果たした彼女は、映画やドラマなど活躍の場を広げていった。一連の経緯については、2025年4月13日放送の『情熱大陸』(TBS系)でも語られている。
『シンデレラコレクション』はモデルをテーマにした作品で、2003年に連載がスタート。子ども服ブランドmezzo pianoとのコラボ作品で、真面目な委員長の主人公がmezzo pianoの服に身を包み、おしゃれの楽しさに目覚めていく姿を描いている。そんな漫画から本当に芸能界デビューし、現在も一線で活躍しているとは、なんとも夢のある話である。
『シンデレラコレクション』の作者である今井康絵さんは、本作以外にも、芸能界など華やかな世界をテーマにした漫画を多く手がけてきた。中でも1997年に連載開始された『はじけてB.B.』は、当時ブームだったSPEEDや安室奈美恵さんを輩出した「沖縄アクターズスクール」とのタイアップ作品として知られる。
そこに実名で登場していたのが、当時沖縄アクターズスクールに在籍していた山田優さんだ。主人公・石川愛理の親友として、作中のメイン3人組の1人として漫画のキャラになっていた。この漫画は主人公の憧れの存在としてDA PUMPが登場したりと、読者がリアルに芸能界を感じられるのが特徴だった。
山田優さんはその後『おはスタ』(テレビ東京系)でおはガールになり、『CanCam』の専属モデルとして活動開始。女優としても様々なドラマに出演した。彼女の場合は『ちゃお』がきっかけでデビューというわけではないが、『はじけてB.B.』でその存在を意識した人は多いだろう。
『ちゃお』では、仲さんが受けたキャラクターのイメージモデルを探すオーディションだけでなく、誌面に登場する「ちゃおガール」のオーディションも行われている。そして2011年に開催された「ちゃおガール☆2011オーディション」でグランプリを受賞したのが山田杏奈さんだ。
『ゴールデンカムイ』のアシㇼパ役で一気に知名度を上げた彼女。ちなみに、オーディションを受けた理由はグランプリの賞品のニンテンドー3DSが欲しかったからだと、後年インタビューで語っている。
以降は「ちゃおガール」としてモデル活動をし、『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』で映画初出演、映画『ミスミソウ』や映画『小さな恋のうた』で圧倒的な存在感を示す。それにしても、人気女優の原石を見つけるきっかけとなった『ちゃお』のオーディションとニンテンドー3DSには感謝すべきかもしれない。
「ちゃおガール」のオーディションは現在も毎年行われている。これからも少女漫画雑誌『ちゃお』をきっかけに、数多くの人気モデルや人気俳優が生まれることだろう。
仲里依紗さん主演『時をかける少女』をAmazonでチェック



