■女神様の魔法とは

 フリーレンの世界の魔法には、大きく分けて3種類が存在する。人類が研究を重ねてきた「人類の魔法」、魔族が発展させてきた「魔族の魔法」、そして女神の奇跡を実現する「女神様の魔法」だ。

 「女神様の魔法」は他の2つとは異なり、「聖典」の所持が発動の条件になっている。「聖典」には暗号の形で「女神様の魔法」の使用方法が記されており、その解読が欠かせない。しかしそれはきわめて難しいことで、現在解読できているのは全体のほんの一部でしかないと言われている。

 さらに、内容を知っていても誰もがこの魔法を使えるわけではない。「聖典」を所持し、女神への深い信仰心を持つことに加え、何より「天賦の才」が求められる。優れた回復魔法を使いこなすハイターやザインは、フリーレンが実力を認めている通り、僧侶の中でも選ばれし存在といえるだろう。ちなみにフリーレンも聖典自体は所持しているが、信仰心が皆無のため簡単な病気の判別くらいしかできないらしい。

 「女神様の魔法」がもっとも真価を発揮するのが、魔法とは根本的に異なる「呪い」に対抗する場面だ。作中でザインは、フリーレンすら術中にハマった眠りの呪いを寄せつけず、さらに「目覚めの解呪」でフリーレンを一時的に覚醒させる離れ業を見せた。

 また、「女神様の魔法」は回復や解呪といった後方支援だけにとどまらない。ザインが光の槍を放つ「女神の三槍」を使う場面もあり、ある程度の戦闘能力も兼ね備えているようだ。もしかすると今後、さらに強力な攻撃魔法が登場する可能性も考えられる。

 

 女神については、まだまだ多くの謎が残されている。物語が進むにつれ、「女神の石碑」という新たなキーアイテムも登場しており、今後さらに存在感を増していくことは間違いないだろう。

 女神は本当に存在していたのか、それとも単なる信仰対象にすぎないのか。神話の時代から生きるゼーリエはその答えを知っているのだろうか。フリーレンの旅路の果てに、それらの真相が明かされる時がやってくるのかもしれない。

 

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