■宿命のライバル・海馬はオーナーに

 『遊戯王DM』において、遊戯の前に何度も立ちはだかったライバルが海馬瀬人だ。声優・津田健次郎さんの名演技や、相棒である青眼の白龍のカッコよさもあって、作品を見たことがない人にも知られるほど、高い人気と抜群の知名度を誇るキャラクターだ。

 海馬は、初代の時点で海馬コーポレーションという企業の社長を務める。『GX』ではその資金力を活かしてか、物語の舞台であるデュエルアカデミアの創設者でありオーナーというポジションだった。

 『GX』のなかで、海馬は直接的には十代たちとは接触しないが、要所要所で物語を動かす重要な役割を担っていた。

 海馬コーポレーションは十代がまだ子どもだった頃に、子どもたちがデザインしたカードを宇宙に飛ばし、そのエネルギーをカードに宿すという謎の企画を行っており、それが十代の新たな相棒との出会いや、のちの強敵との戦いにつながった。

 また『GX』のアニメ第2期「光の結社編」にも海馬が登場。ストーリーの鍵を握る斎王琢磨は海馬に接触し、自身の野望のため海馬コーポレーションが運営するアミューズメントパーク「海馬ランド」の使用を依頼し、海馬はこれを快諾している。

 残念ながら海馬のデュエルを『GX』では見ることはできないが、彼をモチーフにしたカードの精霊であるカイバーマンが、十代と戦うシーンはある。海馬との接点は間接的ではあるが、十代にとってデュエルの本当の意味を思い出す重要な場面を担っていた。

■デュエルモンスターズの生みの親は、主人公をサポートする立ち回りに!

 前作にて、デュエルモンスターズを生み出した天才ゲームデザイナーとして知られるのが、ペガサス・J・クロフォード。個性的な話し方や、相手の思考を読み取る力「マインド・スキャン」など、独特な存在感を示し、高い人気を誇ったキャラクターだ。原作コミックでは遊戯との死闘に敗れた後、闇バクラに千年眼を奪われて死亡するものの、アニメ版では生存している。

 アニメ版の世界観を引き継ぐ『GX』にてペガサスは、自身が率いるインダストリアル・イリュージョン社のカードデザイナーとして登場。十代のクラスメイトである前田隼人のデザイナーとしての才能を見出し、自社にスカウトするなど積極的に物語にかかわる。

 また『GX』の第92話では、デュエルアカデミアのナポレオン教頭、クロノス先生との三つ巴のデュエルを披露。初代でも遊戯を追い詰めた自身のオリジナルカードであるトゥーンカードを操り、相変わらずの強さを見せつけた。

 さらに、異世界に飛ばされた十代たちの救出にも協力。帰還するには「究極宝玉神 レインボー・ドラゴン」の力で強大なエネルギーを生み出す必要があったが、その時点でカードはまだ存在していなかった。そこで第127話では鮫島校長とともに石版のもとへ向かい、第128話でカードを制作する。完成したカードは異世界のヨハンに届けられ、十代たちの帰還に役立った。

 

 今回はアニメ『遊☆戯☆王 デュエルモンスターズGX』に描かれた、前作の主要キャラクターたちの「その後」の活躍を振り返った。『GX』では登場人物が一新されたため、出番は限られていたが、再登場シーンは前作ファンにとって見逃せないものばかりといえるだろう。

 

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