■恋と部活に一生懸命の甘酸っぱい青春ストーリー『アオのハコ Season2』
次に注目したいのは、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で2021年に連載が開始され、2026年に完結を迎えた三浦糀氏による『アオのハコ』。男子バドミントン部の猪股大喜と、女子バスケットボール部のエース・鹿野千夏を中心に、部活と恋に揺れる高校生たちの姿を描いた青春ラブストーリーである。
好きな人との距離が縮まる過程という恋愛描写も魅力だが、登場人物たちがそれぞれの部活動に真剣に向き合う姿やすれ違いによる切なさ、ライバルとの関係や進路など、青春ならではの葛藤を丁寧に描いている点が物語にリアリティーを与えている。その人気は世界にまで広がり、アメリカのクランチロール・アニメアワード2025においては最優秀ロマンス作品賞を受賞した。
終盤の秋合宿を経て、大喜と千夏、そして蝶野雛の関係にも変化が生まれた第1期。第2期では、その後の3人の姿に加え、千夏がかつて憧れていた元チームメイト・木戸夢佳の登場にも注目だ。
また、第2期放送決定時には公式SNSより、物語の根幹にかかわる重要なセリフも登場しており、ファンからは「あのシーン見れるんじゃね!?」「漫画で一番盛り上がったシーンだ」「あのセリフ…ということは…嬉しすぎます」など、早くも名シーンの映像化に期待の声が集まった。
大喜と千夏の恋の行方だけでなく、千夏の過去を知る木戸との関係が、物語にどのような変化をもたらすのかも注目のポイントだ。
■限界を超える魔法バトル再臨!『ブラッククローバー 2nd Season』
最後にピックアップするのは、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で2015年から連載が始まった、田畠裕基氏による王道魔法ファンタジー『ブラッククローバー』だ。誰もが魔法を使える世界で、貧民の捨て子として育ったうえに生まれつきまったく魔法が使えない少年・アスタが主人公。
そんなアスタが魔法を無効化する「反魔法」の力を手に入れ、親友でライバルのユノとともに魔法使いの頂点「魔法帝」を目指す物語である。全世界シリーズ累計発行部数は2450万部を突破し、テレビアニメは87の国と地域で視聴数1位を獲得するなど、国内外で高い人気を誇る。
逆境に追い込まれても、決して心が折れることなく立ち向かっていくアスタのひたむきな姿勢や、魔法属性や能力の異なる仲間たちと協力しながら、絶望的な状況から限界を超えて勝機をつかむ王道の熱さが魅力。待望の「2nd Season」では、「スペード王国攻略編」へ突入し、スペード王国を恐怖で支配する3人の最強魔道士「漆黒の三極性(ダークトライアド)」との激闘も大きな見どころとなる。
すでに原作は完結しており、アニメ「1st Season」(全170話)は2017年から2021年まで異例の長期スパンで放送された。続編放送の知らせにファンからは「アスタたちの闘いが再び見れるの楽しみ」「めちゃくちゃ待ってました!!」「アニメまた1話から履修しなおそ」など、放送開始を待ち望む声が多数寄せられていた。
今回紹介した3作品は、人気・実績ともに十分なだけに、続編への期待値も高い。これまでの物語を振り返ったうえで、それぞれの主人公たちが新たな試練にどう立ち向かうのか見届けたいところだ。
秋アニメの放送開始に向けて、今のうちに過去シリーズをチェックしてみてはいかがだろうか。


