■やっぱり高額化が目立つ海外版権モノ

 ゲームボーイカラー専用ソフトで、ほかに目立って高額なのが、『チキチキマシン猛レース』(シスコンエンタテイメント/2001年)。当店では現在、15万4000円(税込/完品)という値段を付けています。また、やはりゲームボーイカラー専用のアクションゲーム『スパイダーマン』(サクセス/2001年)も6万6000円(税込)と、2ケタ万円ではないにしろ高いです。

 前回、『ルーニー・テューンズ』や『バットマン』など、アメリカのカートゥーンやコミック、映画などの版権ものに高額なソフトが多い、とご紹介しました。これらもそんなタイトルのひとつとなりますかね。

 こうした版権ものは、そもそも海外向けに作られたんじゃないか……という推測もお話しましたが、この『チキチキマシン猛レース』や『スパイダーマン』に関しては、もともと海外で制作された作品のようです。

 ゲームボーイの高額ソフトは、「聞いたこともないようなタイトルが多い」のはたしかです。でも、実は有名なシリーズ作品の中にも、中古価格の高いタイトルがあったりします。

 ゲームボーイカラー専用ソフトですと、以前「がんばれゴエモン」シリーズを取り上げた回でも触れた『がんばれゴエモン ~星空士ダイナマイッツあらわる!!~』(コナミ/2000年)が7万1500円(税込/完品)となっています。「ゴエモン」シリーズには、ほかにもゲームボーイカラー対応、あるいは専用のソフトがあるんですが、なぜかこれだけが高いんですよね。

 また、これはゲームボーイ用のタイトルですが、「悪魔城ドラキュラ」シリーズのスピンオフ、『悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん』(コナミ/1993年)は8万9800円(税込/完品)で販売中です。

 人気シリーズのスピンオフものは、高めの価格になる印象がありますね。たとえばカプコンの人気アクション『ロックマン』シリーズは、ファミコンの1作目こそ10万円を超えますが、続編はそこまで中古価格が上がっていません。中には数千円台で買えるものもあります。

 でも、スピンオフ作品のファミコン用ボードゲーム『ワイリー&ライトのロックボード ザッツ☆パラダイス』(カプコン/1993年)は3万3000円(税込/完品)だったりするんですよね。この『悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん』も、同じような傾向で高額化しているのかもしれません。

 

※ソフトの値段や状態などは取材時のものです。

【プロフィール】
大竹剛(おおたけ・つよし)
「レトロゲーム」に造詣が深い“元ドット絵職人”。ゲームメーカー「テクノスジャパン」で、主に『くにおくん』シリーズにドッターとして参加。現在は「ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店」で店長を務める。本人もレトロなゲームのコレクター。

  1. 1
  2. 2
  3. 3