■まさかの対戦格闘ゲーム出身のガンダム
1997年にプレイステーションで発売された対戦格闘ゲーム『ガンダム・ザ・バトルマスター』(バンダイ)のオリジナル機体として登場したのが「サイコガンダムMk-III」である。
同機は『バトルマスター』のラスボスを務め、続編の『ガンダム・ザ・バトルマスター2』でもボス役を務めた。
サイコガンダムの名を冠しているものの、『バトルマスター』は宇宙世紀とは異なる世界が舞台となっているので、アニメ『機動戦士Zガンダム』に登場するサイコガンダムシリーズとは直接のつながりはない。ゲームでは超人的な能力を持つ女性パイロット、マリア・ニコルスが搭乗する。
とはいえ、同機は本家サイコガンダムに匹敵する巨体と圧倒的なパワーを誇る。攻撃を受けてものけぞらない強靭なボディに加え、両肩部には火力に優れた三連装ビーム砲もあり、さらにガード不能の大型ビームソードを装備する。
また『バトルマスター2』のサイコガンダムMk-IIIは「ブラストアッパー」という凄まじい威力を誇る必殺技も用いた。
さらに格闘ゲームの『バトルマスター』シリーズだけでなく、『SDガンダム GGENERATION』シリーズや、スマホアプリ『機動戦士ガンダムU.C.ENGAGE』にも登場。本来、世界観的につながりはないはずだが、サイコガンダムMk-IIの発展機のように扱われつつあるのも興味深い。
今回は『ガンダム』シリーズにおける、ゲームが初出となった特徴的なオリジナル機体を振り返ってみた。ゲームならではの設定ということで、ハチャメチャな技や攻撃を繰り出すのも、ゲームオリジナル機体の味といえるかもしれない。
そういったオリジナル機体が、ひょっこり正史に登場する懐の深さがあるのもガンダム作品の魅力。皆さんが好きなゲームオリジナル機体といえば、何が思い浮かぶだろうか。


