数万円から数十万円の値段がつくこともある「レトロゲーム」の世界。そんなソフトがズラリと揃う『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長にして、自身も大のゲームコレクターである大竹剛氏が、毎回1本のソフトを語るこの連載。今回、ショーケースに並ぶソフトの中から取り上げるのは——?
■有名ホラー映画を連想させるナムコ名作『スプラッターハウス』
ハードオフ大竹店長の「レトロゲームちょっといい話」第58回
『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長、大竹剛です。これまで、ナムコのレトロゲームの話題は『ドルアーガの塔』、『マッピー』、『ディグダグ』など、初期のタイトルが中心だったと思います。ファミコン版ですと、紙箱の時代ですね。
今回は、それより少し後の時代の作品に注目してみましょう。1988年のアーケードゲーム『スプラッターハウス』は、ホラー映画『13日の金曜日』を連想させる横スクロールアクションでした。映画に登場する「ジェイソン」によく似た、マスク姿の主人公が登場します。
私は、アーケードではそこまで遊びませんでしたが、1990年に出たPCエンジン版がとてもよくできていたので、かなり遊びました。当時、PCエンジンでリリースされていたアーケードの移植作品はレベルが高く、導入の演出など違うところはあっても、ゲームの出来自体には満足していました。この『スプラッターハウス』もまさにそうでしたね。
でも、これがなかなか、気持ちよくコントロールできないアクションゲームで……(笑)。主人公の動きがもっさりしていて、操作しづらいんですよ。まぁ、機敏に動くような見た目のキャラではないので、わざとそういう風にしていたんでしょうね。
ステージをクリアするごとにストーリーが進んでいく構成で、先が見たい一心で遊んでいました。ネタバレになってしまいますが、自分と同じ姿のドッペルゲンガーが鏡の向こうからやってきたり、信頼していた人物が化け物になってしまったり……すごく怖い内容でしたね。
現在、当店では、PCエンジン版を1万6500円(税込/完品)で販売中です。この価格は人気の表れかもしれませんね。


