パワプロ最新作「栄冠ナイン」が「歴代最高」といえる面白さだった理由 ファンにこそ味わってほしい新要素の画像
Switch版『パワフルプロ野球2026-2027』(コナミデジタルエンタテインメント)

 2026年6月11日に発売された大人気野球ゲームシリーズの最新作『パワフルプロ野球2026-2027』(コナミデジタルエンタテインメント)。高校野球やプロ野球を舞台に、オリジナルの野球選手を育成する「サクセス」モードや好きな球団を選んでチームを育成し、日本一を目指す「ペナント」モード、一人のプロ野球選手になって入団から引退までの最大30年の野球生活を体験できる「マイライフ」モードなど、多彩なゲームモードがたっぷり詰まっている。

 その中でも、特に夏が来ると遊びたくなる人気モードが「栄冠ナイン」モードだ。

 プレイヤーは高校野球部の監督として、甲子園を目指す。毎年入部してくる新入部員たちを育成し、選手として活躍するとプロ入りすることもある。選手一人ひとりに育成の方針を示し、試合では状況に応じて指示を出して勝ち星を積み重ねていくことが重要なのだ。

 そして現実世界でも、夏の恒例行事である全国高等学校野球選手権大会が始まった。夏の甲子園で躍動する球児たちに魅了された人にこそ、『パワプロ』の栄冠ナインモードはオススメしたい。

 今回は、2年ぶりの発売となったパワプロシリーズの最新作『パワフルプロ野球2026-2027』に収録された栄冠ナインモードが、これまでと比べてどう変わり、どのように面白くなったのかを解説したい。


※本記事には作品の内容を含みます。

■今作の栄冠ナインでは、選手を操作することも可能に!

 今作の栄冠ナインモードでは、新たに「世間の注目度」という指標が導入された。☆1から☆3までの3段階あり、自分の高校が甲子園で優勝するなど、世間からの注目を集めると☆が増加。そして☆が増えるほど難易度が上がり、相手は手強くなっていくのだ。

 注目度が変動するのは栄冠ナインの「通常モード」だけなので、初心者の人は難易度が変わらない「3年モード」を選ぶといいだろう。

 これまでは栄冠ナインを長い年月プレイしていると、どうしても自分の高校が強くなりがちだった。そのマンネリを打破する意味でも、注目度が上昇することで自チームが他校から研究され、難易度が上昇していくという仕様は歯ごたえがある。

 また従来の栄冠ナインでは、選手に指示を出したあとは見守ることしかできなかったが、今作では注目選手を中心に自分で操作することもできるようになった。

 『パワプロ』の自操作に自信がある人なら、少々能力の足りない選手であっても、自力でヒットやホームランを狙うこともできるだろう。このように本作から追加された新要素を加味すると、これまでのシリーズの栄冠ナインと比べて、チームの基盤は作りやすくなったものの、常勝チームを維持するのは非常に難しくなったといえる。それが野球ゲームとしての遊びごたえにもつながっているように感じる。

■新入生が入ってくる入学式の特殊演出に一喜一憂!?

 そして今作から追加された大きな見どころのひとつに、入学式の演出がある。新入部員の数だけカードが現れるのだが、そのカードの種類で新入部員の能力が示唆されるのだ。

 カードには「虹色」「金色」「銀色」の3種類があり、能力値が極めて高い場合は虹色、それなりに高い場合は金色、それ以外は銀色と、カードである程度判別できるのだ。

 まるでスマホアプリのガチャのような演出で、金色や虹色のカードが多ければ多いほどテンションが上がる。

 そしてカードがオープンされたとき、ここではじめて選手の名前、性格、ポジション、能力ランク、出身地などが判明する。

 自らスカウトした選手が実はあまり大した実力ではなかったり、たまたま新入生としてプロ野球選手の転生体が入部してきてくれたりと、その後の3年間を占うイベントが、これまで以上に楽しめる仕様となった。

 また初年度の新入部員は、3回まで再抽選することが可能。新入部員は、無名の選手だけでなく、これまでのシリーズと同様にプロの転生選手も登場する。プロの転生選手は最初から能力が高いことが多いので、好みの選手が入部してくるまで粘ってみるのも一興だ。

 たとえばスタートする年を2010年にして地域を「岩手」に設定すると大谷翔平選手、1983年の「大阪」でスタートすると桑田真澄選手、清原和博選手らが入部してくる可能性がある。なお2026年以降に設定すると、完全ランダムでその地域ゆかりの選手が入部するようになる。

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