■まさか、ワンピースの正体に関連!? 「ゲダツのうっかり青海暮らし」
空島編でチョッパーに敗れ、高度1万メートル以上の上空から青海(地上の海)まで落下したスカイピア四神官のひとりであるゲダツを主役に据えて描かれたのが、扉絵短期集中連載第7弾「ゲダツのうっかり青海暮らし」だ。
エネルの部下だったゲダツが、うっかり青海まで転落しながらも生存。温泉を掘り当てることを夢見る穴掘り男・ゴローと出会うところから物語は始まる。
ゴローに助けられたゲダツは、彼の夢を実現するために協力。地中から現れた巨大モグラ「土番長」を倒して舎弟にし、その力を利用して温泉を掘り当てるまでがコミカルに描かれた。
さらに掘り進めた先は、なんとゴローの故郷であるアラバスタ王国のユバだったという驚きの展開に発展。そしてアラバスタとゴローの温泉島をつなぐ直通トンネルを開通させると、アラバスタ王女ネフェルタリ・ビビやイガラム、超カルガモのカルーらがトンネルを通って温泉を訪れる様子も描かれ、かつての仲間たちの後日談としてファンを喜ばせた。
最終的にゲダツは、「うっかり湯」と名付けられた温泉の番頭となり、温泉客をもてなす立場に落ち着いている。
この扉絵エピソードはコミカルなだけのシリーズに見えるが、実は深い意味があるのでは……と勘ぐるファンも少なくない。
というのも、ラフテルのイラストには湯気らしきものが描かれていたり、大きな戦いの後には皆で湯に浸かる描写があったりと、ゲダツが掘り当てた温泉から連想して「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)の正体も、実は温泉なのではないか」という珍説まで飛び出した扉絵連載でもあった。
「温泉そのものがワンピース」というのはさすがに少々強引だとは思うが、アラバスタ王国とつながりが深く、ビビも気に入っていた温泉だけに、再登場する可能性は十分考えられるだろう。
表紙連載の大半はコミカルな内容で、一見すると本編とのつながりはなさそうに思える。だが、よくよく考えると、月の古代都市やプルトンをはじめとする古代兵器、世界の王イムがたびたびその名を出すネフェルタリ・リリィの建てたアラバスタ王国の存在など、本編の核心に触れそうな要素が巧妙に散りばめられていた。
たとえギャグ色の強い扉絵連載だとしても、もしかすると意外なところに重要な情報が隠されているのかもしれない。


