夏休みにイッキ見したい!生粋アニオタ・田口尚平が選ぶ春アニメ「珠玉の作品」【アニメ最強番付2026春・関脇編】の画像
田口尚平さん(画像:本人提供)

 夏アニメの放送がスタートした今もなお、国内外で根強い余韻を残す「2026年春アニメ」。新作から期待の続編まで70作品以上がひしめき合い、圧倒的な映像クオリティや深みのあるドラマで多くのファンを夢中にさせました。

 今回は、そんな春アニメラインナップの中から、「アナウンサーの皮をかぶったオタク」としても知られる田口尚平氏が、特に秀逸だった作品をピックアップ! 自身の目で観て選んだ「2026春のベストアニメ」を、熱い想いとともに発表していきます。

 現在フリーアナウンサーの田口氏は、ゲーム実況などで活躍する傍ら、毎クール放送されるアニメ作品をほぼ欠かさずチェックしているという生粋のアニメファン。そんな田口氏が“アニオタ目線”で選出した2026年春のベストアニメは、はたしてどの作品なのか。

 今回は【関脇編】、第4位~第3位の作品を発表します!

※本記事は『スノウボールアース』『霧尾ファンクラブ』の核心的な内容を含みます。

【第1回/全3回】

■ロボットアニメの醍醐味ここにあり!第4位は『スノウボールアース』

 まず、第4位に挙げるのは『スノウボールアース』。終盤にかけてどんどん面白くなっていった作品です。コロコロコミックで連載してるってマジ?

 物語は、人見知りの主人公・流鏑馬鉄男(やぶさめ・てつお)が、生き残った人類を見つけて友だち作りを目指すSF冒険譚です。この世界には銀河怪獣という人類を脅かす存在がいて、彼らと戦うんですが、鉄男は人類から「救世主」と崇められるくらいの実力の持ち主。お父さんはマッドサイエンティストっぽいですけど。

 そして宇宙の決戦で戦い、いざ地球に帰ってきたら、氷と雪で覆われた地球「スノウボールアース」になっていて、人類ほぼおらんやんけ! みたいなところから1話がスタートします。

 鉄男は相棒のロボット「ユキオ」に乗って戦うんですが、『グレンラガン』みたいなちょっと二頭身寄りのデザインで非常にかわいらしい。怪獣もあまり類を見ないタイプのデザインでかっこよく、そのユキオと戦いを繰り広げる。これが思いのほかめちゃくちゃ熱いバトルというか、ゴリゴリにアニメーションが動くんです。そのうえで、ポストアポカリプスな世界でなぜ戦うのか? みたいなテーマもはらんでいます。

 このゴリゴリのアニメーションを手掛けているのが、『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』などで知られるスタジオKAI。原作は「月刊!スピリッツ」で連載中の辻次夕日郎先生のマンガで、監督は境宗久さん、シリーズ構成は村越繁さん、キャラクターデザイン・総作画監督は河野敏弥さんという布陣。めっちゃ動くしカットがかっこいいよ!

 主人公の鉄男は、めちゃめちゃ陰キャでコミュニケーションができない人間。だから主人公の成長物語としての側面もありますし、味方サイドの人たちの描かれ方がすごく良い作品です。登場人物は基本、鉄男より大人の人達が多いんですが、「お前が救世主だろうが子どもであることに変わりはない……」みたいなスタンスなのが、とてもいいんです。大人がいいキャラしてるアニメは名作になる確率がグンと上がるんだよなぁ。

 やっぱりロボットと人間の絆物語はいいですよね。切ない存在というか、いつも最終的に人間のために頑張ってくれるじゃないですか。『ベイマックス』しかり、『ドラえもん』しかり。本作もロボットのユキオが身を挺して鉄男を守ってくれる。しかもロボットなので、改造・拡張があることはほぼ間違い無しなのでね。どうやったってグッときちゃいますね。

 あと、鉄男たちに立ちはだかる敵のひとりに相模逸石という人物がいて、声優の杉田智和さんが演じているんですが、この演技もすごくいいです。なんか最近の杉田さん、すごい覚醒しているというか、どの役も素晴らしいですよね。

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