「可愛い絵柄からは想像できない重い展開…」初回から大反響の新アニメ『天幕のジャードゥーガル』に“今期覇権”の声もの画像
アニメ『天幕のジャードゥーガル』ティザービジュアル (c)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会

 7月に入り、続々と放送が始まっている今期の夏アニメ。人気タイトルの続編やオリジナル作品など幅広いラインナップとなっているが、初回放送でひときわ異彩を放ったのが、トマトスープさんの同名漫画を原作としたアニメ『天幕のジャードゥーガル』だ。

 13世紀初頭のイランとモンゴル帝国を舞台に、奴隷として売られた少女・シタラが大切な人々を奪った帝国への復讐を誓う歴史ドラマ。タイトルの「ジャードゥーガル」とは、ペルシア語で「魔女」を意味しており、やがてシタラは帝国を揺るがす存在となっていく。

 1話の放送終了後、SNSでは「こんなに重い話だと思わなかった…」「声優さんの演技すげええ!!」「マジで引き込まれた」といった反響が続出。中には「今期覇権確定」「まごうことなき傑作」といった声まであがっている。

 なぜ本作がこれほどまでに視聴者を引き込んだのか。第1話から第3話までの展開とSNSでの反応を中心に、その魅力を紐解いていこう。

 

※本記事はアニメ『天幕のジャードゥーガル』第1話~第3話の内容を含みます。未視聴の方はご注意ください。

■絵本のような絵柄と凄惨な展開

 まずは初回放送となった第1話・第2話の大まかなあらすじから。

 物語のはじまりは1213年。イラン東部の都市トゥースに住む主人公のシタラは、学者一家の奥方・ファーティマに奴隷として引き取られ、教育を受けることになる。当初は勉学を拒んでいたシタラだったが、ファーティマの息子・ムハンマドから、知識が人生の助けになることを教えられたのを機に、文字や数学、天文学を学び始める。

 それから8年が経ち、シタラは古代ギリシャの数学書『原論』を読めるまでに成長。ファーティマたちと穏やかな日々を送っていたが、その日常はモンゴル軍の侵攻によって突然終わりを迎える。

 第2話では、モンゴル帝国の第四皇子・トルイが率いる軍がトゥースを襲撃。大切な『原論』を奪われた挙句、それを取り返そうとしたシタラをかばったファーティマが命を落としてしまう。

 その後、シタラは捕虜として連行される中、想い人であるムハンマドのいる街も壊滅したと知らされる。そして、同じくファーティマに仕えていたズムッルドとアニースも命を落とした。大切な人たちを次々と失い、生きる気力をなくした彼女の前に、モンゴル軍の通訳をしている捕虜の少年・シラが現れ、「あの本を取り返したくないか」と持ちかけたところで第2話は終了した。

 穏やかな日常から一転、矢継ぎ早に悲劇がシタラを襲う怒涛の初回となり、放送後はXでトレンド入り。視聴者からは「幸せから地獄まで早すぎるよぉ…」「絶望がえげつない」と、あまりの急展開に衝撃を受ける声が続出した。

 また、本作のキャラクターは丸みのある線と大きな瞳で描かれ、背景も含めて全体的に柔らかな印象を受ける。その画風だけに、シタラの平穏な日常が破壊される展開は衝撃を強め、「かわいい絵柄でなんてことを」「想像できんって…」「トムジェリ的なやつだと思ったのに」といった反応も多く見られた。

 絵本のようなタッチと、そこからは想像もつかない重厚な物語と容赦のない描写のギャップが、初回放送から多くの視聴者を引き込んだ要因といえるだろう。

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